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透析患者に利尿剤は無意味?
公開. 更新. 投稿者:腎臓病/透析.この記事は約2分40秒で読めます.
6,062 ビュー. カテゴリ:透析と尿
透析患者が「なるべく飲まないようにしている」と言ったのを聞いて「お酒ですか?」と聞いたり、
透析患者の利尿剤が減ったのをみて、「薬が減って良かったですね」と言ってみたり、
とんちんかんなことを言って恥をかかないようにはしておきたい。
透析をしているという患者にラシックスとかが処方されていることがある。
意味あるのかな、と思ってたけど、尿が出てる透析患者もいるようです。
たいていの透析患者は、透析導入後の1~2ヶ月以内で、ほとんど無尿(医学的には1日100ml以下は無尿と言います。)に近い状態になるものです。しかし、尿が例えば1日600mlとか出ている人もいますので、この尿量を少しでも長く維持できれば、その分だけ体重増加が少なく治療は楽になります。従ってこの場合、保存期から服用していた利尿薬の内服を止めずに継続します。具体的には、ループ利尿薬と呼ばれるグループの薬が適当で、通常よりやや多めの量を使用します。(カリウムを上昇させないラシックス錠80~100mg)
人工透析Q&A
透析をしつつ、利尿剤で少しでも水分を出すことができれば、心臓への負担を軽減することができる。
どの程度尿量があるのか聞いてみよう。
透析導入で減る薬
透析導入後はクレメジンなどの球形吸着炭、アシドーシスの補正に関わる炭酸水素ナトリウムは不要になることが多い。
利尿薬については、透析導入当初で、残腎機能があり排尿がみられる場合、継続されることも少なくない。
しかし、透析を継続することで腎臓の萎縮が起こり無尿となっていく。血液透析開始後半年から2年で無尿になる人がほとんどです。無尿はもちろん、尿量200mL/日以下になると利尿薬の効果がほとんど見込めないため、中止する。
リンやカリウムは、血液透析である程度除去が可能だが、除去能には限界がある。
そのため、透析導入後も必要に応じて吸着薬などが継続されたり、追加されることもある。
CKD-MBD(慢性腎臓病-ミネラル骨代謝異常)の病態の1つである二次性副甲状腺機能亢進症の改善に、レグパラ、オルケディアといったカルシウム(Ca)受容体作動薬が追加で処方されることもある。
一方、EPOの産生やビタミンDの活性化については、透析では代替できないため、これらの治療薬は透析導入後も引き続き必要となる。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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1 件のコメント
わりといらっしゃいます。
利尿効果以外を狙って
アルダクトンAなんかも出ます。