更新日:2016年12月21日.全記事数:3,191件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

川崎病は感染症?


スポンサーリンク

川崎病は感染症?

「川崎病の原因は何ですか?」と聞かれて困る私です。

川崎病の原因は未だわかっていません。
川崎病の原因は不明ですが、感染症の可能性が疑われています。

ただ、他人にうつすことは無い。
無いと断言はできないかも知れませんが、地域での流行や、兄弟間、友人間での感染報告というのがみられないため、感染力はあっても弱いと推測されます。

病因として、以前は細菌説が有力であったものの、抗菌薬が無効で原因菌が発見されないことから、後に否定された。
このほかウイルス感染や水銀中毒、ダニ抗原説などが疑われているが、いまだ結論は出ていない。

川崎病は公害病?

医療関係者なら川崎病といえばわかりますが、一般の人では川崎公害病と勘違いする人もいます。
川崎公害病とは、川崎市周辺で発生した大気汚染による喘息被害のことですが、川崎病はこれとは全く関係ありません。
小児科医の川崎富作が発見した、原因不明の小児の病気です。

川崎病は遺伝病?

遺伝子コンソーシアムとは 川崎病遺伝コンソーシアム
・女の子に比べて、男の子の方が1.4倍多く発症する。
・アジア系人種、中でも日本人に多い。
・親や兄弟が川崎病にかかったことがある場合、かかったことがない場合に比べて数倍かかりやすい。
らしい。
日本人に多いらしい。
だから川崎富作先生が発見。

大人の川崎病?

川崎病は、おもに乳幼児にかかる急性熱性発疹性疾患。

大人の川崎病は聞いたことはありませんが、稀にあるそうな。

成人発症の川崎病はきわめて稀であり本邦においてもその報告例はわずかです。

このため、成人発症の川崎病ではしばしば診断に難渋し治療開始が遅れる可能性があります。

川崎病の診断

川崎病で怖いのは冠動脈瘤などの後遺症を残すこと。
早期に診断し治療すれば、後遺症を防ぐことができる。

現在、川崎病の診断には2002年に厚生労働省川崎病研究班が作成した「川崎病(MCLS、小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群)診断の手引き」(改訂第5版)が使われている。
一般的に、39度以上など高熱に加えて、口唇や口腔内の発赤、全身の発疹や眼球結膜の充血などを認めた場合に強く疑われる。

川崎病の好発年齢は1歳前後とされ診断のポイントも明確にされているが、年齢によって症状の出方が違うことが多いので、注意が必要だ。
例えば、1歳以下の乳児で見るべきポイントの一つが、BCGの接種痕だ。高熱を来した患児のBCG接種部位が赤く腫れていたら、まず川崎病を疑う。
罹患児のすべてに見られるわけではないが、この所見があれば川崎病である可能性が高く、早期に免疫グロブリンの大量投与を検討すべき。
1歳以下では、免疫グロブリンの大量投与が効きにくく、冠動脈瘤の後遺症が発生しやすいことが分かっている。早期の発見と治療開始が重要。
一方、年長児では粘膜の所見が出にくい。

もう一つ、注意すべき点としては頸部のリンパ腺の腫脹が挙げられる。
川崎病患者の場合、胸鎖乳突筋の片側が縮んで斜頸になっていることがあるが、それを見て化膿性リンパ節炎やおたふくかぜと診断されてしまうケースがあるという。
こうした疾患との鑑別には、腹部用のエコーを使った腫脹している部位の観察が有用だ。
リンパ節炎では、膿が1カ所に集まっている所見が特徴的だが、川崎病ではブドウの房のようにいくつもの高エコーが集積しているように見える。

スポンサーリンク

関連する記事

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」「時間は有限、努力は無限」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

スポンサーリンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ