更新日:2017年2月3日.全記事数:3,104件.

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カリーユニは一番最初に点眼する?


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カリーユニの点眼順序

カリーユニ点眼液は懸濁性点眼液です。

複数の目薬が処方されていた場合、懸濁性点眼液は一番最後に点眼するもの、と思いこみ、カリーユニについてもそのように指導していました。

複数の点眼剤をさす場合、一般的に5分間あけてから次の点眼剤を点眼するのが望ましいとされます。これは、結膜嚢が保持できる薬液の量が0.02~0.03ml程度であり、点眼剤1滴は約0.05mlですから、続けて点眼した場合、先に点眼した薬液を次の薬液が押し流してしまうおそれがあるためです。また薬液の濃度が薄まることで、薬剤の浸透性が弱くなるおそれもあります。5分間点眼間隔をおくことにより、これらの影響はほとんどなくなることが知られています。
リズモンTG・チモプトールXE・ミケランLAなどの持続性製剤や、エイゾプトなどの懸濁性製剤を他の点眼薬と併用する際は、薬剤の特性が他の点眼薬によって影響を受けないように、できるだけ10分以上の間隔をあけて、これらの点眼剤を最後に点眼するのが望ましいとされます。また、カリーユニは点眼直後のpHが涙液と同一となって溶けるため、他の点眼剤によりpHが変化しないように、1番先に点眼する場合があります。また、角膜をカバーするような点眼剤や眼軟膏剤は、一般的に最後に点眼するのが良いとされます。新着情報 [福岡・博多 眼科] 医療法人松井医仁会 大島眼科病院

「カリーユニは点眼直後のpHが涙液と同一となって溶けるため、他の点眼剤によりpHが変化しないように、1番先に点眼する場合があります」

例えば、カリーユニとヒアレインとサンコバが処方されていた場合、カリーユニを注して10分後にヒアレイン、5分後にサンコバ、といった注し方になるのか。

カリーユニ点眼液の開発の経緯には以下のように書かれている。

本剤はピレノキシンを主成分とする老人性白内障治療点眼剤である。ピレノキシンの点眼液はこれまで、錠剤又は顆粒と溶解液よりなる用時溶解型製剤として初期老人性白内障治療に広く利用されてきたが、溶解操作に手間を要したり、錠剤や顆粒の内服、溶解液のみの点眼といった誤用のケースもみられていた。
本剤は、溶解度及び安定性がpHに依存するというピレノキシンの性質を利用して、これを化学的に安定な状態で均一に懸濁し、かつその懸濁粒子が点眼直後に涙液により速やかに溶解するように設計した一剤型の製剤であり、1990年9月承認された。

もともとカタリンKみたいな、顆粒や錠剤を溶かすタイプだったのが、懸濁性点眼液として発売された経緯をみても、その製剤の扱いには注意する必要があるのかとも思う。

しかし、所詮カリーユニ。
忘れても、効かなくても、どうでもいい薬。ってのは言い過ぎか。
忘れてはいけない薬を最初に点眼するというスタンスが一番いいと思う。

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