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緑内障の人の目は緑色?白内障は白色?
公開. 更新. 投稿者:緑内障/白内障.この記事は約2分25秒で読めます.
2,434 ビュー. カテゴリ:緑内障の眼は緑色?
白内障の人の目は白色に濁ります。
では緑内障の人の目の色は緑色なのでしょうか?
紀元前4~5世紀頃に古代ギリシャのヒポクラテスが「目が地中海の海の色のように青くなり、やがて失明状態になる。」と記述しているところに由来しているようです。
もともと青い目の欧米人ならわかりますが、日本人ではそんなはっきり緑色になることはありません。
外人の目が青いのはなぜ?
目の色は、茶色、青色、グレーや緑色と多彩で、虹彩に含まれるメラニン色素の量によって変わってきます。
メラニン色素は、有害な紫外線からからだを守る役目を持っている色素です。
太陽の光が強い暑い国ではメラニン色素が大量に蓄積されて黒や茶色などのひとみになり、逆に太陽光が弱い寒い国ではメラニン色素の量が少なく、グレーや青色のひとみになるといわれています。
近年の研究から青いひとみを持つ人々は6000年~1万年前に誕生したことがわかっています。それ以前には青いひとみの人はいませんでした。
そこひ
白内障と緑内障の別名は、それぞれ「白そこひ」と「青そこひ」です。
そこひの「そこ」は底を、「ひ」は影を表しています。
つまり、白内障は眼底に白い影が、緑内障は眼底に青い影ができる病気ということです。
日本では古来、視力の落ちる病気を「そこひ」と総称しています。
外眼部(結膜、角膜など)に異常がなく、目の瞳の内方に障害のある「眼の疾患」の古い呼び方です。
眼の色によって、白そこひ、青そこひ、黒そこひの3つのそこひがあります。
白そこひは水晶体が白濁する白内障に、青そこひは眼圧上昇によって視神経が障害される緑内障に該当します。
これに対して黒そこひは瞳が正常で黒く、外観的には特に異常のないようでいて、失明かそれに近い状態にある眼内疾患(網膜、脈絡膜、視神経、硝子体の疾患)の総称であり、重篤な疾患が多く、網膜剥離、硝子体出血、視神経炎、眼内腫瘍が代表的です。
なお、青そこひという呼称は古くから伝統的に俗称されていますが、実際には瞳が青や緑になるわけではありません。
沖縄には緑内障が多い?
緑内障や白内障などの眼の病気は、紫外線により悪化します。
そのため、紫外線の強い南国のほうが眼の病気に罹るリスクが高いです。
沖縄では、特に「閉塞隅角緑内障」というタイプの緑内障の発症頻度が高いと言われています。
白内障で目が白くなる?
白内障とは眼のレンズである水晶体が白く濁る病気です。
外観から白く濁っているとわかるまで進行していると、重症です。
特異的な症状はありませんので、自分ではよくわからないと思います。
大半の方は視力の相談で来院、測った結果矯正視力が異常値だったり不安定だったりで内眼精密検査をうけたおりに、発見されてます。
牛乳を飲むと白内障になる?
そんな馬鹿な、と思いましたが、全くデタラメな話でも無いようです。
牛乳の成分である乳糖が分解されてガラクトースとグルコースが生成され、このガラクトースにより水晶体を白濁させる可能性があるらしい。
一般にグルコースより先にガラクトースが消費されるため、血中にはほとんど残留しないとされますが、ガラクトースを代謝する酵素酵素を欠く先天性代謝異常のガラクトース血症の患者では白内障を引き起こします。
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