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虹彩色素沈着でキサラタン中止?
公開. 更新. 投稿者:緑内障/白内障.この記事は約2分32秒で読めます.
3,596 ビュー. カテゴリ:虹彩色素沈着
キサラタンなどのプロスタグランジン系点眼薬の副作用に「虹彩色素沈着」というのがある。
重大な副作用の項目にある。
虹彩色素沈着があらわれることがあるので、患者を定期的に診察し、虹彩色素沈着があらわれた場合には臨床状態に応じて投与を中止すること。
投与を中止しなきゃいけないほど重大な副作用なのかなあ、と思う。
本剤の投与により、虹彩色素沈着(メラニンの増加)があらわれることがある。投与に際しては虹彩色素沈着及び色調変化について患者に十分説明しておくこと。この色素沈着は投与により徐々に増加し、投与中止により停止するが、投与中止後消失しないことが報告されている。また、虹彩色素沈着による色調変化があらわれる可能性があり、特に片眼治療の場合、左右眼で虹彩の色調に差が生じる可能性がある。褐色を基調とする虹彩の患者において、虹彩色素沈着が多く報告されているが、虹彩の変色が軽度であり、臨床所見によって発見されないことが多い。
結局、青い目の欧米人なら色素沈着が目立つでしょうけど、黒い目の日本人では、多少色素沈着しても気にならないし、臨床上問題になることはほとんどない。
検査するときに眼の中が見えにくくなるとか、不都合があれば、投与中止したほうが良いだろうけど。
眼瞼の色素沈着は可逆的で、点眼をやめると徐々に元に戻るが、虹彩の色素沈着は非可逆的で、一度起きてしまうと点眼をやめても元には戻らないとのこと。
まぶたの表皮は新陳代謝により、順次新しい表皮へと入れ替わるためだと思われます。
虹彩の色素沈着は、点眼後の洗顔などでも回避できない。
キサラタンで銀行のATMが使えなくなる?
人の目を使って本人確認をするという、虹彩認証というシステムがあります。
現在どこまで実用化に向けて進んでいるのかはわかりませんが、空港でのチェックや銀行ATMに使われるという話がありました。
緑内障に使われる目薬「キサラタン」の副作用には、虹彩色素沈着の副作用があります。
どのくらい影響があるのかはわかりませんが、キサラタンを使って銀行のATMが使えなくなった、という話が近い未来にあるかも。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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