更新日:2015年10月22日.全記事数:3,091件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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調剤の定義は?


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調剤とは?

医療事務が行う無資格調剤などが問題になっていますが、「調剤」という言葉の定義があいまいと言われるので、今一度調べてみる。

辞書で調べると、
「医師の処方箋に従い、特定の薬剤を調合すること。」
「医師の処方箋に従って薬剤を調合すること。」

調合とは、2つ以上のものから1つのものを作り出すことである。
昔は、漢方薬が多かったので、数種類の生薬を調合してその患者に合った薬を調剤するという言葉はピッタリだったかも知れない。

ウィキペディア先生によると、
「一昔前まで日本の薬剤師は、医師の書き殴りの処方せんを解読でき、いかに素早く処方箋通り正確に医薬品を揃えられるかが求められた。従って調剤とは単に、処方箋に記載された通りに医薬品を調合することであると考えられてきた(狭義の調剤)。しかし、治療法や医薬品の多種多様化と高度化に伴い、副作用や薬害の予防のため、また、患者に治療法を理解し選択してもらうインフォームド・コンセント等の観点から、調剤報酬が改定された。そのため、現在では、医師、歯科医師の処方が医学的に妥当であるかの判断(処方監査)、医薬品の相互作用や重複投与の防止、患者への充実した服薬指導、患者の薬剤服用歴・指導内容の記録と管理、副作用の予防や早期発見と対策、後発医薬品の選択、未知副作用の発見など、医薬品が関わる多様な業務全てを含めたものが(広義の)調剤とされている。」

時代とともに「調剤」という言葉の定義が変わってきていると。

英語で調べると、
prepare [make up] a medicine
fill [make up] a prescription (処方に従って).

薬を準備するということ。
薬の準備が調剤。

処方箋を見て、薬を取り揃える行為はやはり「調剤」なわけで、医療事務に行わせることは違法といえます。

慢性的な薬剤師不足の中、院内での医療事務による調剤、薬局での医療事務による調剤、などをお役所も声高に取り締まることができなかった事情があったともいえます。
解決策としては、薬剤師の数を増やすか、事務員に調剤を認めさせるテクニシャン制度を導入するか。
薬剤師過剰時代が来ると言われていましたが、国試の合格率も下がっているので、テクニシャンのほうが現実味があるかな。
その場合、テクニシャンに認められる「調剤行為」の定義を明確にする必要があります。

「医療行為」の定義のあいまいさと似ていますね。

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