2019年3月22日更新.3,397記事.5,981,261文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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OTCのぎょう虫駆除薬?

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パモキサン錠

市販のぎょう虫駆除薬というのがあるらしい。

パモキサン錠
成分はパモ酸ピルビニウム。

医療用のぎょう虫駆除薬といえばコンバントリン
成分はパモ酸ピランテル。

大体、ぎょう虫がいるかどうかというのは、肛門にセロハンを貼って調べる「ぎょう虫検査」を行って調べるものだと思っていますが、自己診断でOTCを買いにくるお客さんがいるものなのかどうか。

「おしりがもぞもぞする」「肛門の周囲が痒い」という症状を訴えただけで、このパモキサン錠を販売して良いものだろうか?
体内に吸収はされないので、安全性は高い薬なのでしょうから、「試しに」使ってみるのも良いかもしれませんが。

そういえば2015年度限りで「ぎょう虫検査」が廃止されるそうなので、パモキサンを買いにくるお客さんは増えるかも。

パモキサンの用法は、

大人(15才以上)1回5錠、11~14才1回3錠、8~10才1回2錠、5~7才1回1錠、いずれも1日1回服用します。なお、2回以上続けて服用しないでください。

5歳から使えます。

コンバントリンの処方すら滅多にみないので、あまり慣れ親しみの無い薬を、とくに小児に販売するというのは抵抗がある。

コンバントリンは薬局で買える?

コンバントリンは平成17年3月まではOTCで購入できましたが、成分のパモ酸ピランテルが処方箋薬になった為、現在は処方箋がないと手に入らない。

今現在、ギョウ虫駆除剤のOTCは、佐藤製薬の「パモキサン錠」(成分名:パモ酸ピルビニウム)があります。

コンバントリンの用法

「通常体重1kg当りピランテルとして10mgを1回経口投与する。」

1回でいいようだ。1回の服用で効果を発揮し、すぐれた駆虫作用を示します。
スミスリンみたいに、卵には効かないから何回か服用するという必要は無い。

抗寄生虫薬

原虫や蠕虫に対する抗寄生虫薬は、概して毒性が強いものが多い。

併用禁忌薬剤が多いことを念頭に、副作用の発現をできるだけ予防する。

血液、臓器寄生虫の治療薬(マラリア、糸状虫、吸虫など)は特に併用薬剤との相互作用や副作用に注意する。

マラリアなどの原虫症は重症化することもある。

また免疫不全患者においては重症寄生虫感染症も見られる。

メトロニダゾールはトリコモナス症の治療薬であるが、保険適用外のアメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫(ジアルジア)症にも用いられる。

2007年にヘリコバクター・ピロリ除菌にも適応となった。

イベルメクチンは2002年に認可された糞線虫症の治療薬であり、2006年に疥癬にも適応拡大された。

疥癬に対しては、イベルメクチンとして体重1kg当り約200μgを1回経口投与する。

コンバントリン

1回投与で優れた駆虫効果。

食事に関係なく服用でき、下剤は不要。

副作用はほとんどない。

妊婦への安全性は未確立。

コンバントリン服用時の注意
・食事に関係なく、寝る前に1回だけ服用。2回以上は続けて服用しない。
・1回の服用での駆虫率は約90%だが、幼若虫に対しては作用が劣る。1回目の服用で駆除できなかった幼若虫が成熟してくる7~10日間後、さらに虫卵が成虫になる1~1ヶ月半後くらいに再度、服用するとよい。
・家族に感染していることもあるので、家族全員で服用すること。
・小さいお子さん用にはドライシロップがあり、少量を正確に計りとるためにも小児科医で処方してもらうとよい

ぎょう虫の一生

ぎょう虫は人から人へ経口感染します。手についた卵が口から入ります。

口から入ったぎょう虫は十二指腸で孵化し、約45日で成虫となり、盲腸に寄生します。

やがて、肛門の括約筋が弛緩する睡眠中に、肛門の周辺で産卵を行います。

1時間ぐらいのあいだに7,000~10,000個の卵を生みつけます。

卵を生みおわったメスの母虫は、人のからだの中へ戻ることはなく、力を出し切ってまもなく死にます。

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脂質異常症薬に関する記述で正しい内容は?

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薬剤師

脂質異常症の治療薬剤に関する下記の記述で正しいものはどれか。2つ選べ。
a. フェノフィブラートは、中等度以上の腎機能障害のある患者に対しては添付文書上禁忌である
b. ロスバスタチンは、イトラコナゾール投与中の患者に対しては添付文書上禁忌である
c. エゼチミブは、コレステロール生合成系の律速酵素であるHMG-CoA還元酵素を特異的かつ拮抗的に阻害する薬剤である
d. オメガ-3脂肪酸エチル粒状カプセルは、添付文書上食前に服用することと定められている
e. エボロクマブ皮下注は添付文書上、心血管イベントの発現リスクが高く、HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分な高コレステロール血症患者に使用可能である。

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