更新日:2017年1月17日.全記事数:3,190件.

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肝炎になると血小板が減る?


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肝臓病と血小板の関係は?

血小板が減った、と聞くと、薬の副作用とか難病を想像します。
肝炎などの肝臓病でも血小板が減少するらしい。

血小板値の低下は、慢性肝疾患の進行とともによく見られる現象です。血小板が減少する理由として、肝臓の線維化に付随して起こってくる脾臓の機能亢進によるものと、血小板の産生をうながすトロンボポエチンという物質が肝臓で作られなくなることによるものの2つが考えられています。よくあるご質問 東京大学医学部附属病院消化器内科 肝癌治療チーム

肝臓が線維化すると、脾臓の機能が亢進する。

なぜだろう?

肝細胞の線維化が起こると、肝臓の血流が低下して肝臓の上流にある脾臓に血液がたまり、脾臓が肥大します。脾臓では古くなった血液を分解しているので、脾臓に血液がたまることによって壊される血小板数も増え、血液中の血小板の数が減少します。血小板(PLT):B型肝炎 情報

肝機能が悪くなると、肝臓の血流が悪くなり、血液の流れが滞り、肝臓の手前にある脾臓に血液がたまることで、脾臓の働きである血小板の破壊が進むという。
そして、血小板が破壊されビリルビンが増えて黄疸になる。

肝臓が線維化すると血流が滞り脾臓に血液がたまる。
脾臓にたまった多量の血液は破壊される。
血小板が破壊されるとビリルビンが増える。
ビリルビンが増えると黄疸、かゆみなどが現れる。

血小板数の基準値は10~40万/μL。

血小板は特別な血小板の病気でもない限り、20万以上ですが、10万ぐらいの人は一部肝硬変の組織を認めていました。肝硬変は代償性肝硬変と非代償性肝硬変があり、非代償性肝硬変の方が悪く、代償性とは組織的には肝硬変なのに、まだ肝臓がんばっていて、すなわち代償して、まだ腹水とか食道静脈瘤などがない状態です。血小板が5,6万では非代償性肝硬変が考えられます。結局血小板が少ないほど進行していて、10万ぐらいを堺にして、それより多ければ慢性肝炎、それ以下だと肝硬変というのが、私のイメージです。慢性肝炎と血小板 西宮市の胃大腸内視鏡、心療、内科、往診は岸田内科クリニック

10万以下だと肝硬変ぽい。

インターフェロンの副作用に血小板減少というのがあり、肝硬変まで進行している患者にはインターフェロン治療は難しい。
ペガシスの添付文書には、投与前の血小板数の値として9万/μL以上と書いてある。

インターフェロンで肝機能悪化?

インターフェロンや抗ウイルス薬で肝機能が悪化することがある。

肝炎で血小板数が減少しているのであれば、肝炎の治療を行えば、血小板数は逆に増えていくと考える。
しかし、インターフェロンや抗ウイルス薬の副作用には逆に、血小板などの血球が減少する副作用が多くみられる。
なぜか。
治療が失敗しているのか。

基本的にウイルスは宿主が死んでしまっては自身も死に追いやられるわけで、共存という道を選んでいるわけで。
なるべく肝臓に負担をかけないように、肝臓内で生きている。
それがインターフェロンや抗ウイルス薬によりウイルスの身に危険が及ぶと、活性化し暴れ出す。寝た子を起こすことになるわけだ。

肝臓病で黄色くなる?

黄疸とは、血中のビリルビン濃度が2mg/dLを超え、眼球結膜や皮膚・粘膜などの組織が黄染した状態をいう。

ビリルビンの大部分は、寿命の尽きた赤血球のヘモグロビンを原料に合成される。

合成後は、蛋白質と結合した間接ビリルビン(非抱合型)として血中を循環し、その後、肝臓に取り込まれてグルクロン酸抱合を受け、直接ビリルビン(抱合型)になる。

直接ビリルビンは、胆汁酸などと共に、胆汁として胆管から腸内に排泄される。

この過程のどこかに異常があると、ビリルビンが体内に蓄積され黄疸が起きる。

黄疸が疑われた場合、血液検査では、その原因を鑑別するために、総ビリルビン値だけでなく、間接ビリルビン値と直接ビリルビン値を同時に測定するのが一般的である。

間接ビリルビン値が高い場合には、溶血(赤血球が崩壊してヘモグロビンが溶出すること)や肝臓内へのビリルビンの取り込み障害などが黄疸の原因と考えられる。

参考書籍:日経DI2002.8

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