更新日:2016年8月10日.全記事数:3,087件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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サルファ剤はスルホンアミド?


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スルホンアミド基を持つ薬

セレコックスの禁忌に、
「本剤の成分又はスルホンアミドに対し過敏症の既往歴のある患者」
とある。
スルホンアミド。なんぞや?

スルホンアミド (sulfonamide) は有機化学において、R1−SO2−NR2R3 の構造を持つ化合物群のこと。スルホン酸のヒドロキシ基をアミンに置き換えたものに相当する。スルホンアミド – Wikipedia

このスルホンアミド基をもつ薬は意外と多い。

過敏症だけでなく、共通する副作用を持つことも多いので、知っておくと便利。

スルホンアミド基を持つ薬一覧

医薬品名添付文書の記載
フルイトラン(トリクロルメチアジド)禁忌:チアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルホンアミド誘導体)に対する過敏症の既往歴のある患者
ルプラック(トラセミド)禁忌:本剤の成分又はスルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者
アマージ(ナラトリプタン塩酸塩)慎重投与:スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者[本剤はスルホンアミド基を有するため、交叉過敏症(皮膚の過敏症からアナフィラキシーまで)があらわれる可能性がある。]
イミグラン(スマトリプタンコハク酸塩)慎重投与:スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者[本剤はスルホンアミド基を有するため、交叉過敏症(皮膚の過敏症からアナフィラキシーまで)があらわれる可能性がある]
ベハイド(ベンチルヒドロクロロチアジド)禁忌: チアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体)に対する過敏症の既往歴のある患者
ナトリックス(インダパミド)禁忌:チアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体)に対して過敏症の既往歴のある患者
セレコックス(セレコキシブ)禁忌:本剤の成分又はスルホンアミドに対し過敏症の既往歴のある患者
ラシックス(フロセミド)禁忌:スルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者
ダイアモックス(アセタゾラミド)禁忌:本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
アマリール(グリメピリド)禁忌:本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
オイグルコン、ダオニール(グリベンクラミド)禁忌:本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
グリミクロン(グリクラジド)禁忌:本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
アベマイド(クロルプロパミド)禁忌:本剤の成分又はスルホンアミド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者

薬効もバラバラだし、覚えるのは難しい。
アマージやイミグランは禁忌ではなく慎重投与。
スルホンアミド基を持つ薬でも、サルファ剤(スルファジメトキシン、スルファメトキサゾールなど)、アザルフィジンEN(サラゾスルファピリジン)は禁忌にも慎重投与にもスルホンアミド基や誘導体の記載は見当たらない。
サルファ剤はsulfonamides
サルファ剤こそがスルホンアミドの代表格だと思いますが。

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