更新日:2016年9月22日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

メジコンでセロトニン症候群?


スポンサーリンク

デキストロメトルファンとセロトニン

メジコン(デキストロメトルファン)は非麻薬性中枢性鎮咳薬。

作用機序は、

デキストロメトルファンは,延髄にある咳中枢に直接作用し,咳反射を抑制することにより鎮咳作用を示す。

です。
モルヒネに近い構造式をもつので、麻薬同様の咳中枢への鎮咳作用。
μオピオイド受容体に作用して鎮咳作用を示すのだろう。

禁忌のところに、MAO阻害薬とあり、

デキストロメトルファンは中枢のセロトニン濃度を上昇させる。
MAO阻害剤はセロトニンの代謝を阻害し,セロトニンの濃度を上昇させる。併用によりセロトニンの濃度が更に高くなるおそれがある。

とある。
SSRIとも2016年4月に併用注意の相互作用が記載された。

なんでセロトニン濃度が上昇するのかはわからない。
ほかのオピオイドでトラマドールにはSNRI作用があるらしいので、メジコンにもSNRI的な作用があるのかも。

他の鎮咳薬でMAO阻害薬と禁忌になっている薬は無いので、メジコンのセロトニンに対する影響は強いほうだと思われる。
セロトニンは呼吸にも影響するので、メジコンの鎮咳作用はセロトニン濃度上昇のおかげでもあるかもしれない。

メジコンは比較的安心して使われる、使用頻度の高い鎮咳薬であるので、飲み合わせには要注意である。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク