更新日:2015年10月22日.全記事数:3,136件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ウテメリンは1日何錠まで飲んでいい?


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ウテメリンの用法用量

ウテメリンの用法は、

通常,1回1錠(リトドリン塩酸塩として5mg)を1日3回食後経口投与する。
なお,症状により適宜増減する。

となっています。

この適宜増減というのが、医師のさじ加減で、実際どの程度までが許容範囲内なのかわからない薬も多いです。

ウテメリンについては、重要な基本的注意に、

1日用量30mgを越えて投与する場合,副作用発現の可能性が増大するので注意すること。

と書かれているので、30mg=1日6錠までは、副作用について問題なく服用できるのかと思われます。

ウテメリンと動悸

ウテメリンは子宮平滑筋に多く存在するβ2受容体への選択性が高く、子宮運動を抑制し流・早産を予防する。
ただし、服用後の動悸や頻脈などの副作用が問題になることがある。

ウテメリンは弱いながらもβ1刺激作用があり、心β1受容体を直接刺激して心機能亢進を起こす。
また、血管平滑筋のβ2受容体が刺激されることで血管が拡張して血圧が低下し、この血圧低下に対する反射性頻拍が起こっている可能性もある。

ウテメリンによる動悸や頻脈は、服用後20~30分程度で治まることが多く、また服用継続によりこれらの症状が弱まるのが一般的なので、さほど症状が強くなければ服用を続けるのが原則である。
胎児への影響については、点滴静注後に胎児心拍数が増加することが報告されているが、この心拍数増加は用量依存的ではなく、臨床上問題はないようである。

ただし、母体の心拍数が過度に増加すると、心拍出量や1回拍出量の低下が起き、心不全や肺水腫などの重大な副作用を招く可能性があるため、点滴投与では、心拍数を120回/分以下または心拍数増加を30回/分以下に止めるように投与量を設定する方法が提唱されている。

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子宮収縮抑制薬

リトドリンは、交感神経のβ受容体作動薬である。

妊娠16週以降の切迫流産および切迫早産に対する第一選択薬であり、一般的に使用される。

硫酸マグネシウム(マグセント)は、リトドリンだけでは十分な子宮収縮の抑制が得られない場合や、合併疾患や副作用のためリトドリンの使用が制限される場合に短期間で投与されることがある。

腎機能低下時には中毒症状が起こりやすいため、尿量のチェックが必要である。

・リトドリン、硫酸マグネシウムともに多彩な副作用がみられる。

・硫酸マグネシウムの高頻度な副作用として、顔面紅潮、熱感、倦怠感、脱力感、めまい、眠気などが挙げられる。治療域を超えた過量投与の初期症状として腱反射の消失がみられるので、確認することが必要である。重篤な副作用には、拮抗薬としてグルコン酸カルシウム(カルチコール)を使用する。

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