2019年3月22日更新.3,397記事.5,981,261文字.

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漫然と処方してはいけない薬?

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漫然と投与される薬

個別指導なんかで、ビタミン剤とか脳梗塞治療薬なんかが、漫然と投与されている場合、注意される。薬局が。疑義照会しろ、と。

添付文書上、漫然長期投与に関する記載のある医薬品を調べる。

医薬品名添付文書の記載
アイピーディ本剤の使用により効果が認められない場合には漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
アリナミンFビタミンB1欠乏症の予防及び治療、ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給、ウェルニッケ脳症、脚気衝心以外の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
アレギサール/ペミラストン本剤の使用により効果が認められない場合には,漫然と長期にわたり投与しないよう注意すること.
アレグラ本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
アレジオン本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
アレロック本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
エビリファイ双極性障害における躁症状の改善の場合 :躁症状が改善した場合には、本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。
小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の場合 :定期的に安全性及び有効性を評価し、漫然と長期にわたり投与しないこと。
エボザック/サリグレン本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
オノン本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
ガスモチン本剤を慢性胃炎に伴う消化器症状に用いる際には,一定期間(通常2週間)投与後,消化器症状の改善について評価し,投与継続の必要性について検討すること。
キネダック12週間投与して効果が認められない場合は他の適切な治療に切り換えること。
キプレス/シングレア本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
クラリチン本剤の使用により効果が認められない場合には,漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
サアミオン投与12週で効果が認められない場合には投与を中止すること。
ザイザル本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
サラジェン本剤を12週間投与して効果が認められない場合には,その後の経過を十分に観察し,漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
シナール効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
ジュリナ外国において,卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を長期併用した女性では,乳癌になる危険性が対照群の女性と比較して高くなり,その危険性は併用期間が長期になるに従って高くなるとの報告があるので,本剤の使用にあたっては,患者に対し本剤のリスクとベネフィットについて十分な説明を行うとともに必要最小限の使用にとどめ,漫然と長期使用を行わないこと.
ジルテック本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
セレスタミン本剤を漫然と使用するべきではない。
セロクラール投与12週で効果が認められない場合には投与を中止すること。
タリオン本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
ディレグラ本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
デザレックス本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
ドメナン/ベガ本剤投与により効果が認められない場合には,漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
ノイロビタン効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
ノピコール本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
パントシン効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
ビタメジン効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
ビラノア本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
プレマリン外国において、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を長期併用した女性では、乳癌になる危険性が対照群の女性と比較して高くなり、その危険性は併用期間が長期になるに従って高くなるとの報告があるので、本剤の投与にあたっては、患者に対し本剤のリスクとベネフィットについて十分な説明を行うとともに必要最小限の使用にとどめ、漫然と長期投与を行わないこと。
メチコバール本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきでない。
リザベン本剤投与により効果が認められない場合には,漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
リスパダール小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性に対して本剤を投与する場合は、定期的に安全性及び有効性を評価し、漫然と長期にわたり投与しないこと。
リリカ本剤による神経障害性疼痛の治療は原因療法ではなく対症療法であることから、疼痛の原因となる疾患の診断及び治療を併せて行い、本剤を漫然と投与しないこと。
レミッチ本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
ロゼレム本剤の投与開始2週間後を目処に入眠困難に対する有効性を評価し、有効性が認められない場合には、投与中止を考慮し、漫然と投与しないこと。

ガスモチンやロゼレムのように2週間をめどに再評価するとなっている薬は、初回処方は2週間とみることもできますね。

「月余にわたって」ってのは、1か月以上ってことですね。

これらの薬が、漫然と投与されているケースは、よくあります。
疑義照会して処方意図を確認すべき、と言われます。

そもそも「漫然」とは何か。辞書で調べると「特別の目的もなく事をなすさま。はっきりした意識をもたず,いい加減に行うさま。」
いい加減に処方しているのではなく、目的を持って処方していればよいのだ。

「漫然と投与されていますが、よろしいでしょうか?」
こんなイチャモンつけるような疑義照会できるかっつーの。
ぶっきらぼうに「いいんだよ。効果あるから。」とか言われておしまい。

もっとダイレクトに伝わるように聞かなきゃわからないのかも。
「保険請求上、薬剤料が病院側で査定される恐れがありますが、このまま投与を続けてもよろしいでしょうか?」
開業医なら効くのかも知れないけど、病院の勤務医だとピンとこないかもしれない。

漫然と処方してはいけない外用薬

漫然と使用してはいけない塗り薬というのもある。
漫然と使っているのか、それとも症状にあわせて適切に使っているのか?
飲み薬であれば、処方されている間隔からの使用頻度はわかりやすい。
しかし、塗り薬の場合、塗っている範囲が曖昧なので、どの程度の使用頻度なのか把握しづらい。

エピデュオゲル症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は、塗布を中止し、漫然と長期にわたって使用しないこと。
オキサロール軟膏本剤は、通常、投与後6週目までに効果が認められているので、治療にあたっては経過を十分に観察し、症状の改善がみられない場合には、漫然と使用を継続しないこと。
オクソラレンローション/オクソラレン軟膏PUVA療法により皮膚癌が発生したとの報告があるので、治療前には患者によく説明し、PUVA療法施行後は患者の皮膚の状態に注意すること。また、紫外線照射の蓄積により皮膚癌の発生頻度が高まるとの報告があるので、長期にわたり漫然と治療しないこと。
クレナフィン爪外用液本剤を長期間使用しても改善が認められない場合は使用中止を考慮するなど、漫然と長期にわたって使用しないこと(48週を超えて使用した場合の有効性・安全性は確立していない)。
ディビゲル外国において、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を長期併用した女性では、乳癌になる危険性が対照群の女性と比較して高くなり、その危険性は併用期間が長期になるに従って高くなるとの報告があるので、本剤の使用にあたっては、患者に対し本剤のリスクとベネフィットについて十分な説明を行うとともに必要最小限の使用にとどめ、漫然と長期使用を行わないこと。
ディフェリンゲル症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は、塗布を中止し、漫然と長期にわたって使用しないこと。
ドボネックス軟膏本剤は、通常、投与後4~6週目までに効果が認められているので、治療にあたっては経過を十分に観察し、症状の改善がみられない場合には、漫然と使用を継続しないこと。
ドボベット軟膏本剤の4週間を超えて投与した際の有効性及び安全性は確立していない[「臨床成績」の項参照]。本剤による治療にあたっては経過を十分に観察することとし、漫然と使用を継続しないこと。
バクトロバン鼻腔用軟膏使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、必要な最小限の期間(3日間程度)の投与にとどめ、漫然と長期にわたり投与しないこと。
パタノール点眼液本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないよう注意すること。
ファルネゾンゲル指、手、肘以外の広範囲にわたる使用、1日塗布量として20gを超える大量使用を避けること。また、漫然とした長期使用は避け、使用が長期にわたる場合は皮膚症状に十分注意すること。
フィブラストスプレー本剤はヒト型の蛋白質であり、動物を用いた長期のがん原性試験は抗体産生により実施できなかったため、それに代わる動物試験として、ヌードマウスを用いた15カ月間の反復皮下投与試験、中期発がん性試験(マウスを用いた皮膚2段階発がん性試験、ラットを用いた肝2段階発がん性試験)等、各種試験を実施したが、本剤の発がん性を示唆する所見は認められなかった。しかし、動物を用いた長期のがん原性試験自体は実施されていないこと及び本剤は細胞増殖促進作用を有し、悪性腫瘍発生の危険要因の可能性があることから、本剤を長期にわたって漫然と投与することがないよう注意すること。
プロトピック軟膏症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は、速やかに塗布を中止し、漫然と長期にわたって使用しないこと。
ベストロン点眼用本剤の使用にあたっては、4週間の投与を目安とし、その後の継続投与については漫然と投与しないよう、慎重に行うこと。
ベストロン耳鼻科用耳科用剤としての使用にあたっては、4週間の投与を目安とし、その後の継続投与については漫然と投与しないよう、慎重に行うこと。
メノエイドコンビパッチ外国において,卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を長期併用した女性では,乳癌になる危険性が対照群の女性と比較して高くなり,その危険性は併用期間が長期になるに従って高くなるとの報告があるので,本剤の使用にあたっては,患者に対し本剤のリスクとベネフィットについて十分な説明を行うとともに必要最小限の使用にとどめ,漫然と長期投与を行わないこと。
モーラステープ/モーラスパップXR関節痛の状態を観察しながら使用し、長期にわたり漫然と連用しないこと。また、必要最小限の枚数にとどめること。
リザベン点眼液重症例には本剤単独では十分な効果が得られないので,他の適切な治療法への切替えあるいはそれとの併用を考慮し,本剤のみを漫然と長期に使用しないこと。
ル・エストロジェル外国において、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を長期併用した女性では、乳癌になる危険性が対照群の女性と比較して高くなり、その危険性は併用期間が長期になるに従って高くなるとの報告があるので、本剤の使用にあたっては、患者に対し本剤のリスクとベネフィットについて十分な説明を行うとともに必要最小限の使用にとどめ、漫然と長期投与を行わないこと。
ルコナック爪外用液本剤を長期間使用しても改善が認められない場合は使用中止を考慮するなど、漫然と長期にわたって使用しないこと(本剤の臨床試験において、48週を超えて使用した場合の有効性・安全性は確認されていない。)。

湿布だと特にモーラステープについてはうるさく言われる。
疑義照会は必要。なんだろうなコレも。

ビタミン剤を漫然と処方しちゃダメ?

従来からビタミンB群製剤及びビタミンC製剤の「単なる栄養補給目的」の投与については算定不可とされていましたが、すべてのビタミン剤について同様の取り扱いとされることになりました。
漫然と長期に渡るビタミン剤の処方については、疑義照会等による医師の処方意図の確認など、適正使用につなげる対応が必要になるものと思われます。

メチコバールはよく長期に処方されています。
ユベラNとかも。
と思ったら、ユベラNに漫然長期投与に関する記載は無かった。
ユベラNもビタミン剤として見ていたけれど、ちょっと違うのね。

鉄剤を漫然と処方しちゃダメ?

最近の指導監査の状況について

個別指導で漫然長期投与を指摘されている薬を挙げると、
アリナミン、ガナトン、メチコバール、フェロ・グラデュメットなど。

フェロ・グラデュメットについては、
「鉄剤(フェロ・グラデュメット錠)の長期投与は、鉄過剰症発生の危険があり漫然と投薬しないよう十分注意すること。」
という記載がみられたが、添付文書に漫然長期投与に関する記載はみられない。
薬局ではなく、医科に対する指摘事項なので、関係ないのかも知れない。

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脂質異常症薬に関する記述で正しい内容は?

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薬剤師

脂質異常症の治療薬剤に関する下記の記述で正しいものはどれか。2つ選べ。
a. フェノフィブラートは、中等度以上の腎機能障害のある患者に対しては添付文書上禁忌である
b. ロスバスタチンは、イトラコナゾール投与中の患者に対しては添付文書上禁忌である
c. エゼチミブは、コレステロール生合成系の律速酵素であるHMG-CoA還元酵素を特異的かつ拮抗的に阻害する薬剤である
d. オメガ-3脂肪酸エチル粒状カプセルは、添付文書上食前に服用することと定められている
e. エボロクマブ皮下注は添付文書上、心血管イベントの発現リスクが高く、HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分な高コレステロール血症患者に使用可能である。

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