更新日:2017年1月1日.全記事数:3,190件.

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ビタミンB1で便秘改善?


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ビタミンB1と便秘

フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)には、腸管蠕動運動を亢進する作用があります。

そのため腹部の外科手術後のガスを出すために、フルスルチアミンの注射薬が使われています。

フルスルチアミンが、自律神経系を介さずにアウエルバッハ神経叢に直接作用作用します。

OTC医薬品のアリナミンAには、便秘の適応があります。

ビタミンB1を下剤として使う?

ビタミンB1は、欠乏症状として、食欲不振、便秘などの消化器症状が発現することがあり、ビタミンB1製剤は不足しているビタミンB1を補い、これらの欠乏症状を改善させることが期待できるといわれています。

また、ビタミンB1は、腸管平滑筋やアウエルバッハ神経叢に作用して、腸管の蠕動運動を亢進させることも報告されています。

ビタミンCが便秘に効く?

ビタミンCは穏やかな便通改善作用を持っています。

ビタミンCはアスコルビン酸という名のとおり酸(弱酸)なので、酸として腸の蠕動運動を刺激し、便を少し軟らかくして排便を促します。

さらに乳酸菌のウイルス感染防除の研究の過程で、ビタミンCが乳酸筋の成育を促進することも確認されています。

つまりビタミンCは、悪玉菌を殺菌し善玉菌を増やして腸の調子を整えます。

長い間、腸内に便が留まると、便に含まれる有害物質の影響も受けやすくなります。

したがって、便がある程度軟らかくなり、しかも腸内に滞らないということは、腸にはよい影響を与えます。

便秘の改善には、朝起きてすぐの空腹時にコップ1杯の冷たい水と一緒にビタミンCを摂取するという方法もあります。

ビタミンB1は注射しても臭い?

左右の鼻腔の嗅粘膜にある嗅細胞の線毛ににおい物質が結合すると、そのシグナルが嗅神経を通じて脳に伝達され、においを感じる。

こうした「においの伝達経路」のどこかに障害があって、においが感じられなかったり、においの感じ方が弱くなる病態を嗅覚障害と呼ぶ。
嗅覚障害の重症度の判定や、障害部位の推定のために行われる検査の一つに、静脈性嗅覚検査と呼ばれるものがある。

静脈性嗅覚検査は、ビタミンB1誘導体であるプロスルチアミンの注射液(アリナミン)を静脈内に投与し、においを感じるまでの時間(潜伏期間)とにおいが継続している時間(持続時間)を測定するものである。

プロスルチアミンは、ビタミンB1(チアミン)に、ニンニクの臭気成分として知られるアリシンが結合したもので、ニンニク様の特異な臭気を持つ。
静脈内に投与すると数秒で肺から拡散され、呼気に混じって後鼻孔から嗅粘膜に到達、臭気を到達、臭気を感じる。
嗅覚が正常な人では、投与開始から8~9秒で強い臭気を感じ始め、1~2分間続く。

参考書籍:日経DI2013.12

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