2018年9月24日更新.3,329記事.5,608,561文字.

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肝庇護剤は効くのか?

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肝庇護剤とは?

薬剤のハンドブックなどでは、肝機能改善薬あるいは肝臓製剤として、いわゆる「肝庇護剤」が列記されている。

小児でも比較的よく使用されているのは、グリチルリチン製剤、ウルソデオキシコール酸、小柴胡湯、アミノエチルスルホン酸、肝臓抽出製剤などである。

また、適応には肝機能異常の改善と記されている。

しかし、この中でエビデンスとして原疾患である肝疾患に効果があるとされるのは、グリチルリチン製剤とウルソデオキシコール酸だけである。

多くは原因が特定できず、患者をつなぎとめる手段あるいは主治医の自己満足のために使用されているのが現状と考えられる。

肝臓病用薬

■肝機能改善薬
肝庇護薬とも呼ばれ、肝機能検査の改善と肝硬変への進行、肝癌の発生の抑制が期待されるが、ウイルスに対する効果はない。
ウルソデオキシコール酸
胆石溶解薬、急性・慢性肝内胆汁うっ滞治療薬として胆石や原発性胆汁性肝硬変、自己免疫性肝炎、原発性硬化性胆管炎などに用いる。
C型やB型慢性肝炎の治療困難例、不応例にも使用する。

■グリチルリチン製剤
注射薬(強力ネオミノファーゲンシー:SNMC)は肝機能改善効果があるが、経口薬は効果が劣る。
SNMCは血清AST・ALTの高い慢性肝炎の鎮静化に有用である。
肝硬変への進展や肝癌の発生を抑制するとの観点から投与される。
効果が不十分であれば100mL/日まで適宜増量する。
AST・ALTの改善があれば漸減する。

■肝臓製剤
肝臓加水分解物や肝臓抽出製剤なども慢性肝疾患の肝機能改善効果を目標に用いる。

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コメント

  1. グルチロン +ウルソー +プロへパールの併用は大丈夫
    副作用は??

    赤ベー:2017/8/5

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