2018年9月24日更新.3,329記事.5,608,561文字.

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ホルモン補充療法はいつまで続ける?

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閉経(50歳前後)とともに、卵巣はその働きを停止し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌もほぼ0となります。

エストロゲンの影響下にある脳、神経、血管、骨、皮膚、粘膜などの細胞は、分泌停止とともに退行性変化(いわゆる老化)が促されていきますが、エストロゲンを補充することにより、その変化が穏やかになります。

この概念がHRTの基本です。

HRTの歴史は40年余りですが、その位置づけは少しずつ変化してきています。

即ち、若さを保つ、更年期障害の治療、骨粗鬆症治療、心臓血管系疾患への効果、閉経後のQOLの維持、改善など事実の解明とともに適応が少しずつ明確化しています。

HRTはわが国においては更年期障害の治療薬としてよく知られていますが、QOLの維持改善目的で5年以上の投与も欧米ではよくみられます。

脳細胞の委縮、動脈硬化、骨粗鬆症が進んでしまってからではHRTの効果はほとんど期待できず、退行性変化が本格化する前頃から服用することが大切です。

ホルモン補充療法はいつまで続ける

女性における更年期とは50前後の約10年間で起こる卵巣機能の急激な低下と、それによって生じる女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏した時期のことを示す。

エストロゲンの低下により約60%の女性に更年期障害が生じ、その症状は発作的な顔面紅潮(ホットフラッシュ)、動悸、のぼせ、不眠、抑うつなど様々である。

これらに対してもHRTを行うことがあり、更年期障害の症状そのものを抑制する目的では投与期間は閉経後2~3年である。

これに対して、閉経後骨粗鬆症は骨量低下予防という長期的な目的で投与されるため5~15年投与されるのが一般的である。

参考書籍:調剤と情報2009.10

ホルモン補充療法の方法

ホルモン補充療法には、定期的に月経を起こす飲み方(周期的投与法)と、はじめは不正出血が見られますが後に無月経となる飲み方(連続投与法)があります。

周期的投与は出血が起きる時がわかっているので安心なのですが、「いまさら月経があるなんて」という方には向きません。

連続投与は、いずれ内膜が萎縮して無月経となるのですが、どうしても投与開始初期には不正出血が起きてしまいます。

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