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黄体ホルモンで血栓は起きない?
公開. 更新. 投稿者:月経/子宮内膜症.この記事は約2分54秒で読めます.
5,820 ビュー. カテゴリ:ホルモン剤と血栓症
ヤーズによる血栓症が注意喚起されていますが。
私の苦手な領域のホルモン剤。
エストロゲンとプロゲステロンの働きの違いもよくわかっておらず、まとめてホルモン剤として同じようなものとして扱っており。
ピルによる血栓症の主犯格はエストロゲンだと思うのですが。
ヤーズによる血栓症ではドロスピレンがやり玉に挙がっており、よくわからない。
三宅婦人科内科医院“一般婦人科疾患”
血栓症には、静脈血栓症と動脈血栓症がありますが、
・エストロゲン(卵胞ホルモン)は主に静脈血栓症に、
・黄体ホルモンは主に動脈血栓症に
関係しているとされています
動脈血栓のほうが危ない感じもしますが。
ディナゲストの副作用に血栓症は無い。
デュファストンにも血栓の記載は無い。
プロベラ、ヒスロンにはある。
ルトラールにも一応ある。
血栓症
血栓症とは血栓により血管が突然閉塞する病態の総称である。
血栓には動脈血栓と静脈血栓があり,閉塞する血管により心筋梗塞,脳梗塞(動脈血栓) ,肺塞栓,深部静脈血栓症(静脈血栓)などが発症する。
エストロゲン・プロゲステロン配合薬による血栓症の機序は確定されていないが,動脈血栓は,黄体ホルモンの影響によるとされる。
血清脂質に対し,エストロゲンはLDL-コレステロールを低下,HDL-コレステロールを上昇させるが,黄体ホルモンはこれとは逆の作用を持ち,卵胞ホルモンの効果を打ち消し,動脈硬化を促進する。
黄体ホルモン活性が強い薬剤には,インスリン抵抗性増大,耐糖能低下作用もあり,血管障害をより誘導しやすい。
一方静脈血栓はエストロゲンにより, 肝臓での凝固因子の産生か亢進することによると考えられている。
手術前は低用量ピルは中止?
服用を中止すべき血栓症等の症状の発生、体を動かせない場合等の血栓症のリスクが高まる状態、手術や入院の前には低用量ピルの服用を中止する。
また、消退出血が2周期連続して発来しない場合などは、服用を中止し、投与継続に先だって妊娠していないことを確認する。
黄体ホルモン製剤
黄体ホルモンには卵胞発育の抑制などの性周期後半の維持、子宮内膜の肥厚、妊娠持続の作用などがある。
黄体ホルモン製剤は、卵巣機能不全や無月経、機能性出血、月経困難症の治療の他、習慣性流産の治療、切迫流産における妊娠の維持などに用いられる。
剤形は経口、筋注、経膣剤がある。
エストラン系:ノルエチステロン、ノルエチノドレル、リネストレノール
ゴナン系:レボノルゲストレル、デソゲストレル、ゲストデン、ノルゲスチメート
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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