更新日:2016年10月24日.全記事数:3,091件

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コンドロイチンとヒアルロン酸、グルコサミンの違いは?


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コンドロイチンとグルコサミン

コンドロイチンは、単独で軟骨や関節など結合組織を構成するグルコサミノグリカンとなります。
グルコサミンの場合は、体内でヒアルロン酸やケラタン硫酸などの高分子多糖につくり変えられて組織の構成成分になります。

両者はいずれも関節のクッションの役目をしている軟骨の形成、保護、修復のための大切な成分となっています。

グルコサミノグリカンはアミノ糖を含む一群の酸性多糖で、遊離状態か蛋白質と結合して、結合組織に存在します。
グルコサミノグリカンと蛋白質が結合したものの総称がプロテオグリカンです。

グルコサミンはグルコースの一部の水酸基(ーOH)がアミノ基(ーNH2)に置換されたアミノ糖の1つで、動物の皮膚や軟骨、甲殻類の殻に含まれています。

日本では、グルコサミンは健康食品のみで販売され、エビやカニの殻を構成するキチンを塩酸などで分解して作られます。
一部のOTC医薬品では添加剤として使われています。

コンドロイチンは、サメやブタの軟骨などを原料に合成され、医薬品では医療用(注射薬と眼科用薬)と一般用(内服薬と点眼薬)の両方で用いられ、神経痛や腰痛、関節炎などの治療や角膜保護などに使われています。

コンドロイチン、グルコサミン、ヒアルロン酸

グルコサミンは、ブドウ糖にアミノ基がついたアミノ酸です。

一般的には、カニやエビなどの、甲殻類の甲羅から作られる。
甲羅に含まれるキチンを、塩酸を用いて加水分解するとグルコサミン塩酸塩、硫酸を用いて加水分解するとグルコサミン硫酸塩となる。

アミノ糖(グルコサミン、ガラクトサミン)と、ウロン酸(グルクロン酸、イズロン酸)またはガラクトースが結合した2糖単位の繰り返し構造を持つものを、グリコサミノグリカンと総称します。

例えば、グルコサミンのアミノ基がアセチル化されたN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸が2糖単位で連結、反復したものがヒアルロン酸、N-アセチルガラクトサミンとグルクロン酸が2糖単位で連結、反復したものがコンドロイチンです。
硫酸が結合してコンドロイチン硫酸塩となる。

コンドロイチン硫酸塩やヒアルロン酸は、軟骨のクッション作用に重要な役割を果たしていることが知られている。

ちなみに、医薬品として用いられているヘパリンも、グルコサミンとグルクロン酸またはイズロン酸が2糖単位で結合したもので、グリコサミノグリカンの一種だ。

参考書籍:調剤と情報2012.6

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