2018年9月20日更新.3,327記事.5,533,947文字.

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タガメットが帯状疱疹に効く?

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タガメットと帯状疱疹

シメチジン(タガメットほか)は、酸分泌抑制の効果を持ち、本来は胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの治療薬である。

しかし免疫増強作用を併せもつことから、適応外処方で帯状疱疹の治療薬として使われることがある。

シメチジンは、免疫反応を抑制するサプレッサーT細胞の働きを抑える。

サプレッサーT細胞が、H2受容体を持っているからである。

それによってヘルパーT細胞を介した細胞免疫の働きが増強されて、帯状疱疹の患者の回復を促進すると考えられている。

帯状疱疹と細胞性免疫

H2ブロッカーのシメチジン(タガメット)が、帯状疱疹患者に使用されることがある。

ヒスタミンH2受容体は、細胞性免疫を調節するサプレッサーT細胞(抑制T細胞)にも存在し、これをシメチジンがブロックすることで、結果として細胞性免疫が増強される。

帯状疱疹は、細胞性免疫が低下した患者では、症状が激しく、長期化しやすいことが知られている。

実際、国内外で小規模な臨床試験が行われ、シメチジンによる臨床症状の改善と治癒期間の短縮が確認されている。

参考書籍:日経DI2003.9

適応外処方

皮膚科や内科でアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどの抗ウイルス剤に加えてシメチジンが処方されている場合には、帯状疱疹の治療が目的と考えられる。

内科でシメチジンが単独で処方されていた場合は判別が困難だが、鎮痛剤が併用されていれば可能性がある。

皮膚科でシメチジンが単独処方される場合もあるが、治療効果を確実にするために抗ウイルス剤と併用されることが多い。

いずれにしても患者によく話を聞いて、疾患を確認することが必要である。

タガメット

胃酸及びペプシン分泌抑制作用。

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