更新日:2015年10月22日.全記事数:3,137件.

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ステロイドは急に止められない?


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リバウンド

ステロイドの使用を急に止めるとリバウンド現象といって、症状が悪化する可能性があります。

ステロイドを中止する際は、症状の再燃がないことを確認しながら漸減あるいは間欠投与を行い、徐々に中止する必要があります。

しかし、ステロイド外用剤ではステロイドの内服のようなリバウンドは起こりません。

炎症がきちんと治まっていない時にステロイド外用剤の使用をやめると症状が再燃することはありますが、それは炎症が治まるまできちんと使用することで防ぐことができます。

炎症が起こっている皮膚は正常な皮膚と比べると硬いので、たとえ皮膚の赤みが取れたとしても、指でつまんで硬さを感じる間はステロイド外用剤の使用を続けたほうがよいといわれています。

あとステロイド外用剤を一度使用すると止められなくなる、という人がいますが、そのようなことはありません。

アトピー性皮膚炎の患者さんでステロイド外用剤を長期間使用して症状を抑え、そして軽快後中止して経過が良好な人は数多くいます。

ステロイド内服薬の漸減方法

アナフィラキシーや薬疹などで行なう場合のステロイド内服薬の減量は、疾患の活動性が短期間でほぼ完全に抑制されるため急速な減量が可能ですが、皮膚科領域で大量のステロイド内服薬を使用する膠原病や自己免疫性水疱症などではプレドニゾロン換算で0.5~1mg/kgの投与が必要とされ、疾患の活動性が抑制されてからゆっくりと減量します。

ステロイド内服薬の主な副作用として、感染症の誘発・増悪、消化性潰瘍、骨粗鬆症・骨折、精神障害、高血糖、高血圧、高脂血症、動脈硬化、無菌性骨壊死、白内障、緑内障、血栓症などがあり、早期のステロイド内服薬の減量が望まれますが、減量の時期とその量は、各疾患とその活動性によってさまざまですが、1~2週間ごとに10%の減量という方法が一般的です。

維持量は5~15mg/日で、やはり各疾患とその活動性によります。

減量に際してはプレドニゾロン1mg錠を使用しながら、適正な減量を心がける必要があり、また少量になれば減量の影響が大きいことも重要な点です。

再燃時は1.5~2倍量の投与が必要であり、20mg/日以上の維持量は、副作用を考慮すると避けるべきであり、ほかの免疫抑制剤の併用を考慮すべきであると考えられます。

1日の服薬方法としては、内因性ステロイドの日内リズムに合わせることが基本であり、具体的には朝3分の2、昼3分の1という配分を目安としますが、プレドニゾロン換算で20mg/日であれば朝食後1回服用で問題ありません。

ステロイドの急速な減量・中止は、ステロイド離脱症候群(急性副腎不全、副腎クリーゼ)を起こします。

ステロイド剤を多量摂取すると副腎からのステロイドホルモン分泌機能が低下し、また長期摂取で副腎が委縮します。

ステロイド剤の急速な減量・中止は体内の副腎皮質ホルモンを枯渇させ、全身倦怠感、食欲不振、悪心、体重減少、頭痛、血圧低下などの症状が生じます。

急性副腎不全では脱力、全身倦怠感とともに悪心、嘔吐が出現し、急速に脱水、発熱、血圧低下をきたしてショックに陥ります。

副腎の機能が回復するまで

通常、数週間以上長期にステロイド療法が続くと、副腎ではステロイドの分泌を休んでしまいます。

そのため、突然ステロイド薬の服用を中止すると急激な不足状態となるため、中止する場合には、通常、ステロイド薬を徐々に減らしていきます。

長期間ステロイド薬を服用した場合は、副腎の機能が完全に回復するには1年もかかるともいわれています。

副腎不全とステロイド漸減

生理的なコルチゾール分泌は、プレドニゾロンで1日5mgといわれている。

長期にわたって1日5mg以上のプレドニゾロンを使用している場合は副腎機能低下の可能性がある。

大量のステロイドや少量でも長期間にわたる場合は、急速な減量や中止は離脱症候群を引き起こす恐れがあり、漸減が必要である。

漸減は原疾患の治療効果を確認しながら、慎重に行う。

1つの例として、初期治療は4〜8週間を必要とし、2〜4週間かけて投与量の10%を減量していく、離脱症候群は発熱、関節痛、嘔吐、低血糖などの症状を呈する。

また、ステロイド投与中は手術などのストレス負荷時には一時的なステロイドの増量を考慮しなければならない。

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