2019年3月21日更新.3,396記事.5,979,523文字.

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ステロイドは急に止められない?

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リバウンド

ステロイドの使用を急に止めるとリバウンド現象といって、症状が悪化する可能性があります。
ステロイドを中止する際は、症状の再燃がないことを確認しながら漸減あるいは間欠投与を行い、徐々に中止する必要があります。

しかし、ステロイド外用剤ではステロイドの内服のようなリバウンドは起こりません。

炎症がきちんと治まっていない時にステロイド外用剤の使用をやめると症状が再燃することはありますが、それは炎症が治まるまできちんと使用することで防ぐことができます。

炎症が起こっている皮膚は正常な皮膚と比べると硬いので、たとえ皮膚の赤みが取れたとしても、指でつまんで硬さを感じる間はステロイド外用剤の使用を続けたほうがよいといわれています。

あとステロイド外用剤を一度使用すると止められなくなる、という人がいますが、そのようなことはありません。

アトピー性皮膚炎の患者さんでステロイド外用剤を長期間使用して症状を抑え、そして軽快後中止して経過が良好な人は数多くいます。

ステロイド内服薬の漸減方法

アナフィラキシーや薬疹などで行なう場合のステロイド内服薬の減量は、疾患の活動性が短期間でほぼ完全に抑制されるため急速な減量が可能ですが、皮膚科領域で大量のステロイド内服薬を使用する膠原病や自己免疫性水疱症などではプレドニゾロン換算で0.5~1mg/kgの投与が必要とされ、疾患の活動性が抑制されてからゆっくりと減量します。

ステロイド内服薬の主な副作用として、感染症の誘発・増悪、消化性潰瘍、骨粗鬆症・骨折、精神障害、高血糖、高血圧、高脂血症、動脈硬化、無菌性骨壊死、白内障、緑内障、血栓症などがあり、早期のステロイド内服薬の減量が望まれますが、減量の時期とその量は、各疾患とその活動性によってさまざまですが、1~2週間ごとに10%の減量という方法が一般的です。

維持量は5~15mg/日で、やはり各疾患とその活動性によります。

減量に際してはプレドニゾロン1mg錠を使用しながら、適正な減量を心がける必要があり、また少量になれば減量の影響が大きいことも重要な点です。

再燃時は1.5~2倍量の投与が必要であり、20mg/日以上の維持量は、副作用を考慮すると避けるべきであり、ほかの免疫抑制剤の併用を考慮すべきであると考えられます。

1日の服薬方法としては、内因性ステロイドの日内リズムに合わせることが基本であり、具体的には朝3分の2、昼3分の1という配分を目安としますが、プレドニゾロン換算で20mg/日であれば朝食後1回服用で問題ありません。

ステロイドの急速な減量・中止は、ステロイド離脱症候群(急性副腎不全、副腎クリーゼ)を起こします。

ステロイド剤を多量摂取すると副腎からのステロイドホルモン分泌機能が低下し、また長期摂取で副腎が委縮します。

ステロイド剤の急速な減量・中止は体内の副腎皮質ホルモンを枯渇させ、全身倦怠感、食欲不振、悪心、体重減少、頭痛、血圧低下などの症状が生じます。

急性副腎不全では脱力、全身倦怠感とともに悪心、嘔吐が出現し、急速に脱水、発熱、血圧低下をきたしてショックに陥ります。

副腎の機能が回復するまで

通常、数週間以上長期にステロイド療法が続くと、副腎ではステロイドの分泌を休んでしまいます。

そのため、突然ステロイド薬の服用を中止すると急激な不足状態となるため、中止する場合には、通常、ステロイド薬を徐々に減らしていきます。

長期間ステロイド薬を服用した場合は、副腎の機能が完全に回復するには1年もかかるともいわれています。

副腎不全とステロイド漸減

生理的なコルチゾール分泌は、プレドニゾロンで1日5mgといわれている。

長期にわたって1日5mg以上のプレドニゾロンを使用している場合は副腎機能低下の可能性がある。

大量のステロイドや少量でも長期間にわたる場合は、急速な減量や中止は離脱症候群を引き起こす恐れがあり、漸減が必要である。

漸減は原疾患の治療効果を確認しながら、慎重に行う。

1つの例として、初期治療は4〜8週間を必要とし、2〜4週間かけて投与量の10%を減量していく、離脱症候群は発熱、関節痛、嘔吐、低血糖などの症状を呈する。

また、ステロイド投与中は手術などのストレス負荷時には一時的なステロイドの増量を考慮しなければならない。

ステロイド外用薬の減量方法

ステロイド外用薬のランクを下げたり、減量したりする時期は、内服薬のテーパリング(少しずつ減らしていくこと)と同じく、主治医の指示どおりに行うことが非常に大切で、それによりステロイド外用薬の使用総量を減らすことが可能となる。

寛解導入時には、かゆみや炎症をすみやかに軽減するためにステロイド外用薬などを用いる。

軽症の場合はしばらく継続することで、なんら徴候や症状がない「寛解」状態となり、ステロイド外用薬を中止できる場合もある。

その場合でも、スキンケア指導などの教育を繰り返し行い、保湿剤による治療を継続する。

肌がつるつる・すべすべになった寛解導入後も、皮膚の下にまだ炎症が残って部分的に症状が持続していたり、頻回に再燃を繰り返したりする場合には、寛解「維持」療法を行う。

寛解維持療法では、ステロイドを減量しつつ、症状の拡大増悪を帽子するため、ステロイド外用薬を連日塗布から間欠塗布へ変更していく。

間欠塗布

間欠塗布とは、ステロイドを毎日塗るのではなく、1日おき、2日おきなどと間隔をあけて塗ることである。

たとえば、「ステロイド外用薬を週2日」という指示であれば、火曜日と土曜日はステロイド外用薬を塗り、火曜日と土曜日以外の日は保湿剤を塗るというように、ステロイド外用薬を塗る日と保湿剤を塗る日とを交互にする。

間欠塗布により、様子をみながらステロイド外用薬を減量でき、再燃の徴候が現れたら早期にステロイド外用薬を用いて重症化を回避できるため、ステロイド外用薬の総量を減らすことが可能となる。

週2日程度の間欠塗布を行っていて増悪がみられなければ、さらにだんだんとステロイド外用薬を塗布する日の間隔をあけ、それでも再燃しなければステロイド外用薬を中止することが可能となる場合もある。

しかし、減量や中止のタイミングは重症度や症状などで異なるため、医師の指示どおりスキンケアを行うことが重要となる。

参考書籍:調剤と情報2011.10

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呼吸抑制の副作用に大きく関わるのは?

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薬剤師

2019年までに、「リン酸コデイン」などの麻薬性鎮咳薬は12歳未満への投与は禁忌となるが、呼吸抑制の副作用に大きく関わっているものはどれか。
A. CYP3A4
B. CYP2D6
C. グルクロン酸抱合
D. P糖タンパク

コメント

  1. 低音感音障害においてプレドニゾロンを使います。30mm×2日・20㎜×2日を続け、最終的に10日間をかけて減薬する方法を何度か試して成功しています。しかし今回は、手のこわばりや耳鳴り、浮腫みなどが発生し、4日目(20㎜)の段階でストップがかかりました。
    この量で突然やめることに不安があるのですが、個体差があったとしても20㎜をいきなり止めることによって、どのような副作用が考えられますでしょうか?よろしくお願いします。

    kiki:2017/11/1

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