2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

アルコール頭痛にアルピタン?

スポンサーリンク


アルピタン

私はお酒を飲むと必ず頭痛がする。

最近気になった商品が、「アルピタン」という「アルコールなどによる頭痛に」と謳っている頭痛薬である。
成分を見てみると、なんのことはない、五苓散であった。
さすが小林製薬。

「二日酔」に適応のある医療用薬は「五苓散」と「茵ちん五苓散」だけです。

アルピタン飲んでみましたが、ダメでした。
結局、頭痛だけでなく吐き気もくるので、何を飲んでも吐いてしまいます。
お酒を飲む前にも飲みましたが、結局飲めない人はダメですね。ある程度飲める人のための処方だと思います。

二日酔いに効く漢方薬は?

二日酔いには、黄連解毒湯合五苓散がファーストチョイスです。

黄連解毒湯は解毒作用があり、五苓散は飲酒後の口渇と尿量減少・浮腫を改善します。

飲酒の前に五苓散を服用しておくと、水分の代謝がよくなり、二日酔いを予防できます。

五苓散は重湯に溶いて飲む?

4.漢方の書物では五苓散は重湯(おもゆ)※に溶いて服用されています。この服用法を再現するために、賦形剤に重湯(おもゆ)の成分「コメデンプン」等を使用しました。
※「重湯(おもゆ)」とは米を多めの水で煮た、糊状の汁のことです。救心漢方 五苓散 │ 取扱製品一覧 │ どうき・息切れ・気つけに – 救心製薬株式会社

五苓散は胃腸炎のときなどに処方されます。

でも、毎回重湯に溶いて飲むのも面倒ですね。
漢方薬というと、空腹時、食前、食間に飲むパターンが多いですが、この場合は食事中に飲むということになる。

二日酔いとビタミンC

二日酔いにシナールが効く、といった話を聞いたことがあるようなないような。

医療用のシナールの成分は、
アスコルビン酸 200mg
パントテン酸カルシウム 3mg
である。

市販のシナールLホワイトやシナールイクシには、L-システインが含まれており、L-システインは二日酔い予防に有名なアミノ酸です。

L-システインはSH基を有する含硫アミノ酸で、グルタミン酸、グリシンとともに解毒機構で重要なグルタチオンの原料となる。
生体内でSH供与体として働き、アルコールの代謝を促進するSH酵素のアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素を活性化する。
また、アセトアルデヒドと直接反応し無毒化する。
ちなみにムコダイン(カルボシステイン)が二日酔い予防に効くとは聞いたことが無い。

ここらへんの知識と混同しているのだろうか。

しかし、調べるてみるとビタミンCにも二日酔い予防効果はあるようだ。
アセトアルデヒドから酢酸への分解を助け、二日酔いを予防するという。

スポンサーリンク

コメント

  1. コメントありがとうございます。

    二日酔いによる吐き気はアルコールによる胃酸過多が原因のため、PPIが効く可能性はあります。
    しかし、二日酔い予防として、お酒を飲む前に薬を飲むようなことは止めましょう。

    yakuzaic:2018/11/14

  2. PPIは二日酔いにききますか

    匿名:2018/11/14

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう
follow us in feedly

最新の記事

人気の記事

最近のコメント

  • 11/27 デパス0.25mg? (ジョン) 0.25役に立ってます。 過眠症でモディオダール服用し、副...

検索

スポンサーリンク

リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ