2018年3月8日木曜更新.3,267記事.5,316,431文字.

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ザイティガは去勢したことなくても使える?

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ザイティガの適応追加

イクスタンジやザイティガの適応は、「去勢抵抗性前立腺癌」で、外科的去勢術や内科的去勢術(ホルモン療法)をしても検査値が高い状態に使われます。
血液中の男性ホルモン(血清テストステロン)の値が50ng/dL未満と非常に低いにもかかわらず、病勢が悪化したり、腫瘍マーカーであるPSAの値が上昇している状態のことです。

つまり、過去に手術やホルモン療法などを行ったことが無ければ、これらの薬を処方することはできません。
でした。

しかし、2018年2月にザイティガの適応に、「内分泌療法未治療のハイリスクの予後因子を有する前立腺癌」が追加されたため、ハイリスク患者であれば、ザイティガを処方することができるようになりました。

適応「前立腺癌」にしてもらったほうがわかりやすいのだけれども。。。

「ハイリスクの予後因子」とは何か?

3つの予後因子((1)Gleasonスコアが8以上、(2)骨スキャンで3カ所以上の骨病変あり、(3)内臓転移あり(リンパ節転移を除く))のうち、2つ以上を有する。

まず⑴のグリソンスコアとは、前立腺針生検で採取した組織を顕微鏡で検査し、癌の悪性度を判断するのに用いられる評価指標がグリソンスコアです。
優勢病変(もっとも多い病変)と随伴病変(2番目に多い病変)を判定し、その数値の合計で2~10の9段階に分類します。

⑵や⑶は、骨や内臓に転移しているということなので、ハイリスク。

前立腺癌とわかった段階で、これくらい進行していたらいきなりザイティガ使ってもいいよ、というくらいなハイリスク。
これでザイティガが使いやすくなる。。。のかな?

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