更新日:2017年11月14日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

薬剤師に病名はわからない?


スポンサーリンク

今日はどうされましたか?

薬剤師には病名はわからない。
「処方せんに書かれている薬」から推測するしかない。

しかし、ここで落とし穴がある。
「処方せんに書かれている薬」が間違っている場合。
これではいくら推測しても正しい病名にはたどり着けない。

では、どうやって答え合わせをすればよいのか?
患者から話を聞くしかない。

しかし医師からはっきりした病名を告げられる患者は少ない。
どのような症状で受診して、検査値はどうで、どういう薬を出すと言っていたのか、などなど患者インタビューするしかない。

だが、医者に話した症状を薬局でも話さなければならない二度手間を快く思っていない患者が多いのも確か。

「処方せんに病名が記載されていれば良いのに」と思っている薬剤師は多い。
実際、処方せんに病名を記載するという話は挙がってはいるが、現実的には難しいだろう。
プライバシーの問題や、レセプト病名の問題があるため。

レセプト病名

医薬品の添付文書の「効能・効果(適応)」の項目には、当該医薬品の有効性が確かめられた疾患(これを適応症と言います)が記載されています。

しかし、実際の医療の現場では、この項目に記載されていない疾患(当局によって当該医薬品の適応症として承認されていない対象疾患)に対して、医師によって当該医薬品が投与される場合があります。

このように、承認された効能以外の目的で医薬品を使用することを適応外使用(適応外処方)と呼びます。

適応外処方の多くは、「レセプト病名」を使った保険請求を行っていると思われます。

医療機関が診療報酬明細書(レセプト)の病名欄に、実際の病名ではなく、処方した薬剤に保険上認められている病名を記載して、診療料などを保険請求します。

本来の病名とは違う病名で保険請求を行っているわけなので、明らかに不正行為ですが、一般的に行われています。

院外には通常の保険処方せんが出され、薬局では通常の保険調剤を行うこととなります。

薬局で適応外処方かどうかを判断することは困難であるため、保険調剤を行うことそのものに法的な問題はありませんが、保険者による審査で減額査定されることもあり得ます。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク