更新日:2017年8月1日.全記事数:3,131件.

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アメナリーフは新しい作用機序の抗ヘルペスウイルス薬?


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アメナリーフ錠

アメナリーフ錠という帯状疱疹の薬が2017年7月に承認された。

帯状疱疹に使われる薬は以下のラインナップ。

医薬品名一般名効能効果帯状疱疹の用法
アメナリーフアメナメビル帯状疱疹1回400mg1日1回食後
バルトレックスバラシクロビル塩酸塩単純疱疹、造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制、帯状疱疹、水痘、性器ヘルペスの再発抑制1回1000mg1日3回
ファムビルファムシクロビル単純疱疹、帯状疱疹1回500mg1日3回
ゾビラックスアシクロビル単純疱疹、造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制、帯状疱疹800mg1日5回

アメナリーフ錠の1日1回という用法が光る。

このアメナリーフという薬、既存の抗ヘルペスウイルス薬とは作用機序が違うと、マルホのHPに書いてる。

有効成分であるアメナメビルの標的は、ヘルペスウイルス増殖の初期段階に働くヘリカーゼ・プライマーゼ複合体です。アメナメビルはヘリカーゼ・プライマーゼ活性を直接阻害することで、二本鎖DNAの開裂及びRNAプライマーの合成を抑制し、ヘルペスウイルスの増殖を初期段階で阻害します。これは既存の抗ヘルペスウイルス薬とは異なる新規作用機序です。

ファムビル、バルトレックス、ゾビラックスは「DNAポリメラーゼ」阻害作用により、ウイルスの増殖を抑制する。
アメナリーフは、「ヘリカーゼ・プライマーゼ複合体」阻害作用により、ウイルスの増殖を抑制する。

作用機序が違うので、既存の薬で効果の無い、耐性ウイルスをもった患者にも効く可能性がある。

アメナリーフは粉砕不可?

アメナリーフの注意書きに「本剤はコーティングを施しているので、錠剤をつぶすことなく服用させること。」とある。

バルトレックスやファムビルにも同様の記載がある。
アメナリーフも苦味のためだろうか?
バルトレックスやファムビル同様、大きな錠剤なので、飲み込みに困難しそうだ。
医師が粉砕の指示を出してくる可能性もある。

帯状疱疹には7日まで

バルトレックスもゾビラックスもファムビルも、帯状疱疹には7日間までの使用制限がある。

アメナリーフも同様に、
「本剤は、原則として7日間使用すること。改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、速やかに他の治療に切り替えること。」
と記載がある。

ヘルペスの薬は高いので、投与日数には気を付ける。

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