更新日:2017年6月14日.全記事数:3,190件.

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バクタの減感作療法?


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ST合剤の減感作療法

「減感作療法」と聞くと、アトピーとかアレルギーの治療で行うあの減感作療法を思い浮かべる。
シダトレンスギ花粉舌下液とかアシテアダニ舌下錠とかの。アレルゲン免疫療法とも言う。

バクタ(ST合剤)などの抗菌薬で、薬剤アレルギーのため発疹が出るような患者さんに、少量から投与する減感作療法を行うことがある。

通常、薬剤アレルギーが起これば代替薬を使うものだが、代替薬が見つからなければ、それを使うしかない。のだろう。サムチレールじゃダメなのかな。

化学療法におけるニューモシスチス肺炎予防に使われるときに、この減感作療法がみられる。

ニューモシスチス肺炎(PCP)の予防投与は連日1錠または1日2錠を週に3回で投与する。発熱や皮疹などST合剤による薬剤アレルギーのため継続困難な場合は、一度中止し、症状軽快後に脱感作療法後に再導入が検討される。脱感作療法を行うことにより70%以上の症例で予防量は再導入可能となる。ST合剤の脱感作スケジュールは以下のようなものが知られている。発熱や発疹が出現した場合はその時点で増量を中止し、同量で維持すると症状が消退する。

投与日
1日目0.005g0.01g
2日目0.02g0.04g
3日目0.1g0.2g
4日目0.4g0.8g
5日目1.0g1.0g
ST合剤 – Wikipedia

脱感作療法ともいう。
危険な気もするが、70%以上の症例で再導入可能と聞くと、いけそうな気もする。

1回量0.005gとか、院外で処方されたらキツいですね。

ちなみにバクタのニューモシスチス肺炎予防に使う通常量は、

通常,成人には1日1回1~2錠(顆粒の場合は1~2g)を連日又は週3日経口投与する。

週3日だけ飲む形でもいい。

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