更新日:2017年4月17日.全記事数:3,079件

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飲み薬と併用禁忌の外用薬


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飲み薬と併用禁忌の外用薬

例えば、湿布が処方されている患者が、いくつか飲み薬を処方されていたとしても、「貼り薬」の「飲み合わせ」について気にする人は少ない。
患者はもちろん、医師や薬剤師も。

貼り薬が飲み薬の働きに影響するほど、血中濃度を高めるとは思えないからだ。

しかし、ロコアテープという痛み止めの貼り薬には、併用禁忌となっている飲み薬がある。

ロコアテープの併用禁忌には以下のように書かれている。

薬剤名等
エノキサシン水和物
ロメフロキサシン[ロメバクト][バレオン]
ノルフロキサシン[バクシダール]

臨床症状・措置方法
フルルビプロフェン アキセチルで併用により痙攣があらわれたとの報告がある。

機序・危険因子
ニューキノロン系抗菌剤のGABA阻害作用が併用により増強されるためと考えられる。

薬剤名等
プルリフロキサシン[スオード]

臨床症状・措置方法
併用により痙攣があらわれるおそれがある。

機序・危険因子
ニューキノロン系抗菌剤のGABA阻害作用が併用により増強されるためと考えられる。

ロコアテープと、ロメバクトバレオンバクシダールスオードは併用禁忌となっている。
盲点です。スルーしてしまいそう。

他にも、飲み薬と併用禁忌となっている外用薬(塗り薬、貼り薬、目薬、点鼻薬)は無いか調べてみましたが、見当たらなかった。

アイオピジンUD点眼液1%やプリビナ、ナシビンなどの血管収縮点鼻薬の併用禁忌に「モノアミン酸化酵素阻害剤」というのがあるので、エフピーが併用禁忌に当たるようにも見えるが、エフピーはMAO-B阻害薬である。
これらの血管収縮薬がMAO阻害薬と併用禁忌の理由は、「ノルアドレナリンの代謝を抑制する薬剤との併用により、過度の血管収縮を起こすことが考えられる。」為である。
ノルアドレナリンの代謝に係る酵素はMAO-Aであり、MAO-Bはドパミンの代謝に係ります。
よって、MAO阻害薬サフラの無い今、アイオピジンや血管収縮点鼻薬と併用禁忌の内服薬はありません。

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