2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
高血圧

血圧とは血管にかかる圧力のこと。高血圧はその圧力が高い状態です。
左心室より駆出された血液は血管系を介し全身を循環するが、この際に動脈壁に生じる圧力が血圧である。

血圧が高い一番の問題は、「動脈硬化を引き起こす」ことです。高い圧力が続くと、その圧力に耐えるために血管壁が堅く・厚くなり、コレステロールなどの脂質がたまりやすくなり、通り道は狭くなるため、さらに血圧が上昇します。

高血圧は、血圧が持続的に上昇した病態であり、多くの場合は末梢血管抵抗の増大によって引き起こされます。
高血圧は、脳卒中、心筋梗塞などの心血管疾患の主要な危険因子であり、健康寿命の増進を図るうえで、血圧の管理は重要な問題である。
高血圧は、動脈硬化の進行や心負荷の増大を介して、脳や腎臓、心臓、大血管などの臓器障害を引き起こします。
これらの臓器障害は、高血圧患者の生命予後に強い影響を及ぼします。

血圧は左室収縮期に最高値(収縮期血圧)、左室拡張期に最低値(拡張期血圧)となり、それぞれが一定のレベルを超えた場合(収縮期血圧≧140mmHgあるいは拡張期血圧≧90mmHg)が高血圧である。

食塩摂取制限を中心とした生活習慣改善の啓発や各種の優れた降圧薬導入などにより、1970年代以降、国民の血圧値は各年齢層で低下傾向にあるが、60歳以降では男女とも男女とも高血圧の頻度が50%を超え、わが国では約4000万人が高血圧であると推定される。

高血圧は心血管疾患(脳血管障害、虚血性心疾患)のリスクを高め、この比例関係は140/90mmHg未満の正常値領域においても延長され、疫学的には115/75mmHgくらいまでは血圧が低値であるほどリスクが小さく、The lower,The better の考え方が指示される。