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α1受容体とα2受容体の違いは?
公開. 更新. 投稿者:高血圧.この記事は約1分17秒で読めます.
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α受容体には中枢・末梢ともに存在するα1受容体と中枢のみに存在するα2受容体の2つがあります。
α1受容体は効果器側(臓器側)に存在し、血管収縮作用をはじめとして収縮反応全般に関わる。
α2受容体は中枢にて、神経終末に存在し、NEの終末内再取り込みを阻害することでα1作用に拮抗する(フィードバック)。
α1遮断薬には、カルデナリン、ハルナール、エブランチル、ミニプレスなどがあり、高血圧や前立腺肥大症に使われます。
α1作動薬には、点鼻薬のプリビナ(ナファゾリン)や、低血圧に使われるメトリジンがあります。
α2作動薬には、アルドメット、ワイテンス、カタプレスなどがあり、こちらも高血圧に使われます。緑内障治療薬のアイファガンもα2刺激薬です。
α2遮断作用をもつ薬として、リフレックス/レメロンといったNaSSA(ノルアドレナリン・セロトニン作動薬)があります。四環系抗うつ薬のテトラミドもα2受容体遮断作用があります。
α2受容体を阻害することでノルアドレナリンの作用を強める。
抗うつ薬で高血圧になる?
トレドミンの副作用に高血圧クリーゼというのが載っている。
高血圧クリーゼ、血圧上昇があらわれることがあるので、適宜血圧・脈拍数等を測定し、異常が認められた場合には、減量、休薬又は中止するなど適切な処置を行うこと。特に、高血圧又は心疾患のある患者に対しては定期的に測定すること。
クリーゼってのは、クライシスと同義で、発作とか危機みたいな意味。
高血圧緊急症とか悪性高血圧とかも同じ意味。
サインバルタやアルドメットにも高血圧クリーゼと載っている。
機序は不明。
ノルアドレナリンの働きを強める薬は、交感神経刺激作用による血圧上昇が起こり得る。
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