記事
おくびとあくびの違いは?
公開. 更新. 投稿者:副作用/薬害.この記事は約2分48秒で読めます.
5,528 ビュー. カテゴリ:おくびにも出さないの「おくび」って何?
添付文書の副作用を見ていると、「おくび」という言葉が書かれているのを見つけた。
例えばジスロマックの副作用の頻度不明の消化器系副作用に、
「舌変色、口・舌のしびれ感、おくび、胃炎、口内乾燥、唾液増加、膵炎、アフタ性口内炎、口腔内不快感、消化管障害、口唇炎」
と、記載されている。
おくびって何?
あくび(欠伸)みたいなもの?
と思いつつ、簡単なひらがな単語だし、大した副作用では無さそうなのでスルーしてきた。
古い薬の添付文書に、古い言葉が載ったままなのだろう、そのうち添付文書が改訂されれば無くなる、と思っていたら比較的最近の新薬にも「おくび」という名称で副作用の記載があるので、やはり調べてみる。
「おくびにも出さない」という言葉は聞いたことがある。
物事を深く隠して、決して口に出さず、それらしいようすも見せない。おくびにも見せない。「自分の苦労など―◦ない」(goo辞書)
「おくび」というのはゲップのことだそうだ。
「おくびにも出さない」というのは、腹の中にあるものをゲップとしても出さないということ。
確かにゲップの正式名称というのを聞かれても、何も思い浮かばなかった。
しかし、副作用検索で「げっぷ」と入れたら、ちゃんと出てきました。
げっぷはげっぷで正式名称なのかな。ただの擬音かと思ってた。
個人的には「げっぷ」のほうがわかりやすいので、「げっぷ」に統一してほしいです。
「あくび」とも間違えやすいですし。
間違えたところで大した副作用では無いかも知れませんが。
呑気症
呑気症。
のんきしょう、じゃなくて、どんきしょう。
のんびりしているわけではない。
ストレスなどによって無意識のうちに奥歯を噛みしめ、大量の空気を含んだ唾液を飲み込んでしまい、胃腸に空気がたまって、げっぷ、腹部膨満感、上腹部の不快感、吐き気などの症状が出ます。
また、噛みしめる動作によって頭痛や肩こりをも引き起こすとのこと。
胃腸に空気がたまったら、ガスコンとか使うのかな。
消化管ガス駆除薬の特徴
内視鏡検査時の消泡剤として有用。
ジメチコンは胃内視鏡検査時の粘膜に付着する泡の除去に有用である。
腸管洗浄剤を用いた大腸内視鏡検査時に見られる泡の除去にも有効であることが知られている。
臨床症状改善薬としての臨床エビデンスは明確ではない。
腹部膨満感の治療にも繁用されているが、有効性が科学的に実証されているわけではない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。