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遮光保存する目薬
公開. 更新. 投稿者:眼/目薬/メガネ.この記事は約1分14秒で読めます.
9,439 ビュー. カテゴリ:目薬と遮光保存
遮光袋といえば、茶色。又はオレンジ。
とは限らない。
最近は透明の遮光袋もあって、遮光保存の目薬で透明の袋が付いているものもあります。
そのため、遮光なのかどうかわからずに、箱を開けた点眼液を遮光袋に入れずに棚に保管しているものも見受けられます。
参天製薬のホームページで、遮光かつ透明の投薬袋を使っているものは、
クラビット点眼液0.5%
クラビット点眼液1.5%
サンテゾーン点眼液(0.02%)
サンテゾーン点眼液(0.1%)
タリビッド点眼液0.3%
デタントール0.01%点眼液
プロラノン点眼液0.1%
サンベタゾン眼耳鼻科用液0.1%
タプコム配合点眼液
タプロスミニ点眼液0.0015%
パピロックミニ点眼液0.1%
以上。
透明の袋は遮光じゃない、という固定概念を捨てろ。
ビタミン剤は遮光保存?
ビタミン剤は光で分解されやすい。
だから遮光保存となっているものが多い。
医薬品名 | 成分 | 添付文書の記載 |
---|---|---|
ワンアルファ | ビタミンD | 遮光した気密容器にて室温保存 |
チガソン | ビタミンA | 遮光、室温保存、吸湿注意 |
シナール | ビタミンC | 遮光・気密容器・室温保存 |
メチコバール | ビタミンB12 | 錠PTPシートは、光を遮り湿気を避けて保存すること(光により含量が低下し、湿気により錠剤は赤味をおびることがある)。 |
フラビタン | ビタミンB2 | 本剤は光により表面の色素が退色することがあるので、開封後の保管にあたっては、光を避けるよう留意すること。 |
ピドキサール | ビタミンB6 | 室温保存 |
グラケー | ビタミンK | 室温保存 |
ピドキサールやグラケーは遮光保存ではない。
ビタミンの種類、製剤によって遮光のものと、遮光じゃないものがある。
ビタミンはいずれも光で分解されるが、どの程度分解されるかは違いがあるので、一律に遮光する必要はないが、ビタミン剤は遮光、と覚えておいた方が無難。
最近サンコバ点眼液の袋が、遮光袋ではなくなりました。
メチコバール錠は遮光保存だけど、サンコバ点眼液は遮光保存しなくていい。
しかしあの赤い目薬を見ると、遮光保存したくなる。
医薬品ではありませんが、チオビタやオロナミンCの瓶は褐色瓶ですが、C1000ビタミンドリンクとか透明の瓶だったりする。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。
2 件のコメント
目薬デタントールを遮光袋に入れず白紙袋で3ケ月保存。LEDで変質してないか不安です。使用できますか。
コメントありがとうございます。
デタントール点眼液の貯法には「室温保存」としか記載がなく遮光に関する記載がないので期限が切れてたり使いかけでなければ問題ないかと思いますが。