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ピルを飲むとコンタクトレンズが合わなくなる?
公開. 更新. 投稿者:月経/子宮内膜症.この記事は約1分0秒で読めます.
4,718 ビュー. カテゴリ:ホルモン剤と角膜厚
ヤーズやルナベル、低用量ピルの添付文書にこんな文言が書かれている。
「外国で、経口避妊薬の服用による角膜厚の変化等によりコンタクトレンズがうまく調整されないため、視力・視野の変化、装用時の不快感等がみられたとの報告がある。」
コンタクトレンズ装用時に違和感を感じるようになるらしい。
ルナベルのインタビューフォームで詳しく見ると、
性ホルモンの角膜に及ぼす影響を検討するために性周期に伴う角膜の厚みの変化を観察した結果、性周期の変化に伴って角膜厚が変化する(排卵後数日間は角膜厚が増加し、月経開始日で減少する)ことが観察されています。また、FDA添付文書ガイダンスでは、経口避妊薬服用者でコンタクトレンズを着用している場合、違和感を生ずることがあると記載されています。
へえ。
女性は排卵前と排卵後で角膜の厚さが変わるらしい。
でも、これだと低用量ピルを飲んでいない女性でも、違和感を生じている可能性があるというわけだ。
いやむしろ、低用量ピルでホルモンを一定にコントロールしたほうが、角膜厚は一定に保たれ、コンタクトレンズ装用時の違和感は減るような気もする。
エストロゲンやプロゲステロン単体の薬の添付文書には特に注意書きはありません。
しかし、女性ホルモンと水分の関係を考えると、色々影響はあるかも知れないので、一言添えるといいかも。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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