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サクロンで口臭除去?
公開. 更新. 投稿者:栄養/口腔ケア.この記事は約1分23秒で読めます.
5,826 ビュー. カテゴリ:クロロフィルで口臭除去?
緑の胃薬で有名な「サクロン」ですが、このサクロンの緑色の成分は「銅クロロフィリンカリウム」。
この銅クロロフィリンだけを成分とした薬があります。
「サクロフィール」
成分は「銅クロロフィリンナトリウム」とカリウムをナトリウムにした理由はわかりませんが、効果は同じ。
サクロンに入っているときには、「荒れた胃の粘膜を修復・保護します。」という働きが記載されていますが、サクロフィールでの働きは「体の中で臭いの原因物質に作用し、口臭を取り除きます。」となっている。
銅クロロフィリンってのは元をたどれば葉緑素のクロロフィル。
クロロフィルを加水分解したものがクロロフィリン。クロロフィルやクロロフィリンは安定性が悪いため銅とくっつけているらしい。
クロロフィルがどうして胃の粘膜を保護したり、口臭除去したり二日酔いに効くのか?
緑色のガムにも銅クロロフィリンが口臭除去の目的で入っているらしい。
葉緑素ってのは野菜の緑色の素になっているわけで、青汁が体に良いことにも通ずるものがある。
ヘモグロビンとクロロフィルは形がそっくりで、クロロフィルは緑の血液とも言われている。
クロロフィルをネットで検索すると色んな効果が謳われています。
ザ・健康食品といった感じ。
医薬品でも、緑色の胃薬、メサフィリン、アルロイドG、キャベジンUなどに含まれている模様。
効能効果を期待して、というよりもイメージ、葉緑素という自然の健康イメージを期待しているような気がしますがね。
しかし、口臭に悩んでいる人は数多くいると思われ、私もその一人ですが、対策としてはコンビニなどで売っているブレスケアを食べている程度。
シャンピニオンエキスも効果があるようですが、イマイチ胡散臭い。
そう考えるとこのサクロフィールも胡散臭さはありますが、口臭対策の一助として、私の興味をそそる一品ではあります。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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