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コンサータを午後に飲んじゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:小児/先天性疾患.この記事は約2分59秒で読めます.
7,200 ビュー. カテゴリ:コンサータは朝飲む
コンサータの用法は、
「通常、小児にはメチルフェニデート塩酸塩として18mgを初回用量、18~45mgを維持用量として、1日1回朝経口投与する。増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量を行う。なお、症状により適宜増減する。ただし、1日用量は54mgを超えないこと。」
となっています。
1日1回朝の服用となっています。
で、使用上の注意には、「本剤は中枢神経刺激作用を有し、その作用は服用後12時間持続するため、就寝時間等を考慮し、午後の服用は避けること。」と書いてあります。
覚醒剤みたいなものだから。眠れなくなる。
また、同じ成分のリタリンは、「覚醒効果があるので、不眠に注意し、夕刻以後の服薬は原則として避けさせること。」となっている。
1日2回飲ませる場合は、朝昼じゃないとダメです。
そしてまた、同じような覚せい剤原料のビバンセにも、「不眠があらわれるおそれがあるため,就寝時間等を考慮し,午後の服用は避けること。」と書かれている。
エフピーOD錠にはOD、「午後の服用は避ける」といった明確な注意記載はないが、用法が「朝食及び昼食後」となっている。他の覚せい剤類似品よりリスクは少ないのかも知れないが、不眠の副作用もあるので夜の服用は避けたほうがよいだろう。
コンサータは覚醒剤?
コンサータはメチルフェニデートの徐放錠であり、OROSを採用している。
この方法により、1日1回の服用で約12時間の効果持続性と即効性が発揮されるため、昼間の学校などでの服用は不要であり、コンプライアンスの向上が期待される。
また、血中濃度の急激な立ち上がりが多幸感と関連すると言われているが、コンサータでは多幸感は得られにくいとされている。
さらに、最高血中濃度は従来のメチルフェニデート製剤に比べて低いことから、副作用が起こりにくくなっており、徐々に立ち上がる血中濃度により耐性や習慣性も生じにくいとされている。
コンサータの作用機序
メチルフェニデートは、AD/HDの中核症状である不注意、多動性・衝動性いずれに対しても改善作用を示す。
その機序については、AD/HDがドパミンおよびノルアドレナリンの低下が原因とも考えられていることから、ドパミントランスポーターおよびノルアドレナリントランスポーターに結合し、再取り込みを抑制することによりシナプス間隙に存在するドパミンおよびノルアドレナリンを増加させるためと考えられている。
しかし、実際はAD/HDの発症機序については不明な点が多く、メチルフェニデートの作用機序についても不明な点が多い。
コンサータ錠18mg 1錠
1日1回朝食後 30日分
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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