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テノゼットに耐性は出ない?
公開. 更新. 投稿者:肝炎/膵炎/胆道疾患.この記事は約1分9秒で読めます.
1,402 ビュー. カテゴリ:抗HBV薬の耐性ウイルス
苦手な分野、ウイルス性肝炎治療薬について勉強します。
今までB型肝炎治療に使われている核酸アナログ製剤として3種類あります。
ゼフィックス(ラミブジン)
ヘプセラ(アデホビルピボキシル)
バラクルード(エンテカビル水和物)
あまり処方をみたことがない。
リツキサンを使っている患者にバラクルードが予防的に処方されたくらい。
そして新しくテノゼット(テノホビル ジソプロキシル フマル酸塩)がラインナップに加わる。
HIV治療薬のビリアード錠と同じ成分だそうだ。
ゼフィックスもエピビルという同成分のHIV治療薬がある。
ゼフィックス(ラミブジン)はシトシンのアナログ。
ヘプセラ(アデホビル)はアデニンのアナログ。
バラクルード(エンテカビル)はグアニンのアナログ。
テノゼットはアデニンのアナログらしい。ので、ヘプセラに一番近いのかな。
これら核酸アナログ製剤が併用されたりする。
ラミブジン/アデホビル併用、エンテカビル/アデホビル併用など。
ラミブジンとエンテカビルの併用ってのは無さそう。耐性出現の報告があるためのようだ。
ラミブジンは耐性ウイルスの出現頻度が高い。
この併用療法時のアデホビルに替えて同じアデニンアナログのテノホビル(テノゼット)を使うような形が勧められるらしい。
1年/5年耐性出現率がラミブジン23%/80%、アデホビル0%/29%,エンテカビル0.2%/1.2%とエンテカビルが最も耐性出現率が低かったが、テノホビルはさらに耐性出現率は低く、ほとんど耐性が出現しないと言われている。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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