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メキシチールがしびれに効く?
公開. 更新. 投稿者:不整脈.この記事は約2分45秒で読めます.
2,656 ビュー. カテゴリ:メキシチールと糖尿病性神経障害
糖尿病性神経障害に対するメキシチールの投与量は300mgであり、不整脈に対する投与量と異なります。
糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)の改善を目的としてメキシチールを投与する場合の投与量は1日300mgである。
頻脈性不整脈(心室性)に対する投与量は300~450mgとなっている。
メキシチールの適応
メキシチールの適応は、
1. 頻脈性不整脈(心室性)
2. 糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)の改善
と、しびれにも効能効果を持ちます。
糖尿病性末梢神経障害には、他にリリカ、キネダック、ガバペンやテグレトールなどの抗てんかん薬等が使われる。
一見すると、別々の疾患に使われるこれらの薬。
不整脈も心臓の痙攣と考えると、てんかんとの共通点があるかも。
しびれも痙攣も神経の障害と考えると、理解しやすい。
メキシチールが痛みに効く?
メキシチールなどの抗不整脈薬が癌性疼痛に使われることもある。
メキシチールは糖尿病性神経障害に伴うしびれにも適応があり、神経伝達を抑制するという意味で不整脈に対する作用と、しびれや痛みに対する作用はイメージしやすい。
抗不整脈薬(リドカイン,メキシレチン,フレカイニド)
日本ペインクリニック学会
(1)作用機序:損傷神経および隣接神経に異常増殖するナトリウムチャネル由来の発火を抑制します.
(2)適応:神経障害性疼痛.糖尿病性神経障害に伴う自覚症状にメキシレチンが承認されています.リドカイン外用薬は副作用がほとんどなく,局所の神経障害性疼痛(帯状疱疹後神経痛,外傷後の表在性神経障害性疼痛)には第一選択薬として有効です.適応は抗てんかん薬と同じで,注射製剤(特にリドカイン)は,経口困難な症例,重症症例に有用ですが,経口薬の効果は抗てんかん薬ほどではありません。
抗不整脈薬の作用は、神経障害によって発生した異所性電気活動を抑制することによって鎮痛効果を発揮します。
利用できる抗不整脈薬は、Naチャンネルを抑制する作用をもつVaughan Williams分類のⅠ群に属する、メキシレチン、リドカイン、タンボコールなどである。
メキシレチンは、リドカインとほぼ同様の化学構造をもち、薬理作用も類似しています。
通常、150〜300mg/日 分3で服用させます。
嘔気や嘔吐、めまい、ふらつきなどが発現する場合があるため、注意が必要です。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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