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神経障害性疼痛と末梢性神経障害性疼痛の違いは?
公開. 更新. 投稿者:痛み/鎮痛薬.この記事は約2分50秒で読めます.
6,763 ビュー. カテゴリ:神経障害性疼痛
リリカの適応症は以前、「末梢性神経障害性疼痛」でしたが、現在は「神経障害性疼痛」となっている。
発売時は「帯状疱疹後神経痛」だけでしたが。
「神経障害性疼痛」とは、神経が障害されたり圧迫されることで起こる痛みやしびれです。
障害された神経の場所によって、「末梢性」または「中枢性」の神経障害性疼痛と呼ばれています。
末梢の神経障害によるものは、坐骨神経痛、三叉神経痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、腰痛、などなど。
中枢性の神経障害性疼痛には、脳卒中後疼痛や脊髄損傷後疼痛が含まれるらしい。
使用するケースとしては、末梢性神経障害性疼痛のほうが多そうですが、適応拡大してGE対策。
リリカで交通事故?
リリカによる副作用で、めまい、ふらつき、眠気というのはよく見られ、「めまいが起きたら中止」とコメントを書いている医師もいる。
リリカの注意書きには、
本剤の投与によりめまい、傾眠、意識消失等があらわれ、自動車事故に至った例もあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。特に高齢者ではこれらの症状により転倒し骨折等を起こした例があるため、十分に注意すること。
と書かれており、運転しないように指導する必要がある。
「リリカを使ったら足の痺れが治ったので、運転しやすくなった」という人もいた。
厚生労働省は29日、帯状疱疹(ほうしん)や線維筋痛症の痛みを抑える薬「リリカ」を飲んで自動車を運転し、意識を失うなどして交通事故を起こした人が過去2年で10人いたことを明らかにした。リリカにはめまいや意識消失の副作用があり、飲んでいる間は運転をしないよう注意を呼びかけている。
厚労省によると、国内発売された2010年6月から今年6月までに、薬との直接の因果関係が不明な事例も含め、32人にめまいや意識を失うなどの副作用が見られた。うち10人が交通事故を起こし、少なくとも3人がけがをした。人身事故はなかった。
リリカの使用者は、発売元の推計で年約26万人。朝日新聞デジタル:帯状疱疹薬リリカ、車の運転避けて 2年で10人が事故 – アピタル(医療・健康)
26万人×2年間のうち32人にめまいや意識消失。
因果関係不明な事例も含めて。
数としてはそんなに多くないような気も。
しかし、警告とか出て使いづらくなる前に、薬剤師としてはしっかり服薬指導せねば。
でも、自分の住んでいるような田舎では運転禁止なんて言えないんだけど。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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