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目が疲れたときは温める?冷やす?
公開. 更新. 投稿者:眼/目薬/メガネ.この記事は約2分24秒で読めます.
2,316 ビュー. カテゴリ:眼精疲労
温めても、冷やしても、どちらも目の疲れをとるのに有効です。
目を閉じて目の周囲を温めることにより、目の調節力が改善されます。
血液循環改善効果があり、涙の分泌と副交感神経により調節されている毛様体筋が働きやすくなります。
蒸しタオルをまぶたの上にのせる方法や、お湯を入れた湯呑みを2つ用意し、その湯気で温める方法もあります。
また、冷やすことにより、目に爽快感を与えることができます。
薬局で販売されている冷シートをまぶたの上にのせるのもよいでしょう。
うつ病だと思ったら眼瞼下垂?
眼瞼下垂は、まぶたが下がって黒目にかぶさり、上方の視野がさえぎられ見づらくなります。
先天性と後天性がありますが、後天性の原因には、加齢やコンタクトレンズの長期間使用などがあります。
加齢性眼瞼下垂は、 60代以降に多く、まぶたを上げる筋肉や結合組織がたるんでうまく働かなくなります。
目を見開こうと無意識に額の筋肉を使うため眉毛の位置があがり、額にしわがよります。
また眼精疲労や頭痛、肩こりの原因になるともいわれています。
なかには眼瞼下垂によるボーッとした表情と疲労感のために、間違ってうつ病と診断される人もいます。
コンタクトレンズで眼瞼下垂?
コンタクトレンズ、特にハードコンタクトレンズを長い間使っていると、眼瞼下垂を生じることがあるという。
眼瞼下垂とは、まぶたが上がらなくなる病気です。
コンタクトレンズの刺激が原因で上まぶたの裏側の結膜に慢性の炎症が起きて、上眼瞼挙筋の劣化を引き起こすことが原因という説があります。
ハードコンタクトレンズを10年以上の長期にわたって装用している30歳以上の女性に多く起こる、とのことなので気をつけましょう。
目を温めると疲れが取れる
目を温めると、血行がよくなり、眼筋への栄養補給が活発になります。
すると、疲れ目が解消されるといわれています。
熱めの蒸しタオルを交互に目に当てるのがよいでしょう。
気持ちが落ち着き、心身のリラックス法としても効果が期待できます。
ゆっくりとお風呂に入浴して、血行をよくすることにも効果が期待できます。
睡眠薬で眼瞼痙攣?
睡眠薬を常用すると、まぶたが痙攣する、という副作用の話。
睡眠薬や抗不安薬を長期服用すると、脳の中央にある視床が過度に興奮し、まぶたのけいれんや目のまぶしさ、痛みなどを伴う 眼瞼 ( がんけん ) けいれんが引き起こされ、服薬をやめても視床の興奮が続く例があることが、神経眼科医らの調査で分かった。
睡眠薬常用で眼瞼けいれん発症も – goo ニュース
ハルシオンやレンドルミンの副作用には、眼瞼けいれんという文言は見当たらなかった。
視覚異常(霧視、散瞳、羞明、眼精疲労)というのが、眼瞼痙攣の症状なのだろうか。
デパスの副作用には、「眼瞼痙攣」とあり、「本剤の投与中は観察を十分に行い,瞬目過多,羞明感,眼乾燥感等の眼症状が認められた場合には適切な処置を行うこと.」という注意の記載もある。
そもそも眼瞼痙攣の原因が心理的ストレスであった場合、眼瞼痙攣のある患者に睡眠薬が処方されるというケースも多い。
その場合は、卵が先なのか鶏が先なのかわからなくなる。
とにかく、睡眠薬の安易な使用は止めましょう。
参考書籍:調剤と情報2012.7
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