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うつ病にリスパダール?
公開. 更新. 投稿者:統合失調症.この記事は約1分3秒で読めます.
3,548 ビュー. カテゴリ:うつ病にリスパダール
質疑応答 2008年9月
Q: うつ病にリスパダールを使うことはあるか?
A:非定型抗精神病薬のリスパダール(リスペリドン)はセロトニン・ドパミン拮抗薬(SDA)で,適応は統合失調症だが,うつ病にも使用される(保険適応外使用)。うつ病の治療において,初回の抗うつ薬に反応しない患者が40~50%,作用機序が異なる複数の抗うつ薬の併用療法に反応しない患者が10~20%存在する。Mahmoud RA らが実施した「治療抵抗性の大うつ病性障害に対するリスペリドン:無作為化試験」の結果によると,標準的な抗うつ薬の単薬での4週間投与に十分反応しなかった大うつ病性障害の成人患者274例に,リスペリドン1mg/日(数例で4週間後2mg/日に増量)もしくはプラセボを6週間追加治療したところ,リスペリドン投与群で改善効果が認められ,うつ症状の寛解率および治療に対する反応率が上昇した。
双極性障害に非定型抗精神病薬とか適応追加なってますが。
治療抵抗性のうつ病にも使われると。
不眠症にリスパダールが効く?
統合失調症の入眠困難型の不眠にリスペリドン(リスパダール)が効果を現すという知見があります。
たしかに統合失調症の不眠の多くは精神運動興奮によるものであることが多いです。
うつ病で著しい不眠があり、それにより不安焦燥が出現するときなどは、少量の抗精神病薬(レボメプロマジンなど)を投与します。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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1 件のコメント
うつ病の最大の治療は愛でしょう。
その次に生活習慣かな?
(金銭管理)