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バイナスとブロニカの違いは?
公開. 更新. 投稿者:花粉症/アレルギー.この記事は約1分22秒で読めます.
2,599 ビュー. カテゴリ:バイナスとブロニカ
バイナスとブロニカは何が違う?
バイナスやブロニカはトロンボキサンA2受容体拮抗薬と呼ばれるアレルギーの薬です。
バイナス(ラマトロバン)、ブロニカ(セラトロダスト)はトロンボキサンA2受容体拮抗薬、ドメナン、ベガはトロンボキサンA2合成阻害薬です。
日本以外では使われていません。
というか、日本でもあまり使われていません。
バイナスを花粉症シーズンに見かけるくらいです。
作用機序は同じなので、同じような効果があると思いますが、バイナスはアレルギー性鼻炎にしか適応がなく、ブロニカは気管支喘息にしか適応がありません。
バイナスは気管支喘息の適応も申請しましたが、有効性が認められないため削除されました。
バイナスの特徴
TXA2による血管透過性亢進作用及び炎症性細胞浸潤を抑制。
ブロニカの特徴
即時型及び遅発型喘息反応及び気道過敏症の亢進を抑制。
トロンボキサンA2阻害薬
トロンボキサンA2合成阻害薬とトロンボキサンA2受容体拮抗薬がある。
オザグレル塩酸塩(ドメナン/ベガ)、セラトロダスト(ブロニカ)は気管支喘息が適応であるが、慢性咳嗽にも有効例あり。
ラマトロバン(バイナス)はアレルギー性鼻炎が適応であり、ことに鼻閉に有効。
セラトロダストの肝機能障害に注意。
気管支喘息またはアレルギー性鼻炎に適応であるが、他剤と比べ臨床効果があまり高くなく、また、肝機能障害や溶血性貧血、血小板機能抑制などの副作用があり、使用される機会は少なくなっている。
ドメナン/ベガ
オザグレルナトリウムはトロンボキサンA2 合成酵素の選択的阻害薬で、臨床的には脳血栓症急性期 (特にラクナ梗塞)における運動障害(片麻痺)の改善と、くも膜下出血後の脳血管攣縮及びこれに伴う脳虚血症状の改善効果が認められている。
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