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錠とカプセルのある薬
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約1分60秒で読めます.
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錠剤とカプセルって、どっちかだけでよくない?
薬の剤形で錠剤とカプセル剤が存在する薬がある。
錠とOD錠がある薬はよくあるが、錠とカプセルがある薬もまれにみられる。
最近エディロール錠が発売されて、その存在を知らなかったので、危うくカプセルで調剤しそうになった。
エディロールカプセルはまん丸のカプセルなので、一包化などでコロコロと転がって調剤しにくく、錠剤の方が良いかも知れない。
ジェネリックなら普通に「どっちでもいいだろ」と薬局内にある剤形で調剤するが、先発品ならそうもいかない。
医薬品名 | 規格・剤形 |
---|---|
エディロール | カプセル0.5μg/カプセル0.75μg/錠0.5μg/錠0.75μg |
カルナクリン | 錠25/錠50/カプセル25 |
コスパノン | カプセル40mg/錠40mg/錠80mg |
コリオパン | カプセル5mg/錠10mg/顆粒2% |
サワシリン | カプセル125/カプセル250/細粒10%/錠250 |
ティーエスワン | 配合OD錠T20/配合OD錠T25/配合カプセルT20/配合カプセルT25/配合顆粒T20/配合顆粒T25 |
ドグマチール | カプセル50mg/錠50mg/細粒10%/細粒50%/錠100mg/錠200mg |
トランサミン | 錠250mg/錠500mg/カプセル250mg/散50% |
バレオン | カプセル100mg/錠200mg |
リリカ | カプセル25mg/カプセル75mg/カプセル150mg/OD錠25mg/OD錠75mg/OD錠150mg |
患者に説明して同意が得られれば変更して調剤してもよくなればいいが、勝手に変更調剤はできず、疑義照会しなければならない。
しかし、薬局に在庫していないという都合で疑義照会することも通常はできず、休日や遅い時間、出荷調整などでもなければ疑義照会することはない。
コリオパンやバレオンなどは剤形も規格も違うのでそれぞれ存在する意義はあるだろうけど、同じ規格で錠とカプセル、錠とOD錠などはどちらかを販売中止にしてほしい。
これら剤形違いの存在を把握しておくことは、調剤ミス防止につながる。
また、粉砕指示などがあった場合には、カプセル剤よりも錠剤の方が適しているというケースもある。
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