記事
大人の体重を確認すべき薬
公開. 投稿者:服薬指導/薬歴/検査.この記事は約1分58秒で読めます.
1,472 ビュー. カテゴリ:
【PR】
体重で用量の変わる薬
小児であれば用量設定に体重が重要であるため、必ず体重確認するだろう。
しかし大人では体重を確認することは少ない。新患アンケートでは身長体重を確認する項目もあるが、それをどの程度活かせているだろうか。
大人の方、特に女性だと、アンケートに体重を記載しない方もいらっしゃる。それを無理に聞くこともあまりない。
体重40kgの女性と体重80kgの男性で同じ量の薬が処方されていても、気にすることはあまりない。
それくらい、大人の体重確認の重要度は低い。
しかし、薬の中には体重によって用量が変わる薬があり、正しい用量で処方されていることを確認するために体重を確認すべき薬も存在する。
医薬品名 | 用法用量 |
---|---|
イノベロン | 通常、ルフィナミドとして、最初の2日間は1日400mgを1日2回に分けて食後に経口投与し、その後は2日ごとに1日用量として400mg以下ずつ漸増する。維持用量は体重30.1~50.0kgの患者には1日1800mg、体重50.1~70.0kgの患者には1日2400mg、体重70.1kg以上の患者には1日3200mgとし、1日2回に分けて食後に経口投与する。なお、症状により維持用量を超えない範囲で適宜増減するが、増量は2日以上の間隔をあけて1日用量として400mg以下ずつ行うこと。 |
ゼジューラ | 通常、成人にはニラパリブとして1日1回200mgを経口投与する。ただし、本剤初回投与前の体重が77kg以上かつ血小板数が150,000/μL以上の成人にはニラパリブとして1日1回300mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。 |
ゾフルーザ | |
プラケニル | 通常、ヒドロキシクロロキン硫酸塩として200mg又は400mgを1日1回食後に経口投与する。 ただし、1日の投与量はブローカ式桂変法により求められる以下の理想体重に基づく用量とする。 女性患者の理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.85 男性患者の理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.9 理想体重が31kg以上46kg未満の場合、1日1回1錠(200mg)を経口投与する。 理想体重が46kg以上62kg未満の場合、1日1回1錠(200mg)と1日1回2錠(400mg)を1日おきに経口投与する。 理想体重が62kg以上の場合、1日1回2錠(400mg)を経口投与する。 |
リアメット | 通常、体重に応じて1回1錠~4錠(アルテメテル/ルメファントリンとして20mg/120mg~80mg/480mg)を初回、初回投与後8時間、その後は朝夕1日2回2日間(計6回)、食直後に経口投与する。 体重別の1回投与量は、下記のとおりである。 5kg以上15kg未満:20mg/120mg(1錠) 15kg以上25kg未満:40mg/240mg(2錠) 25kg以上35kg未満:60mg/360mg(3錠) 35kg以上:80mg/480mg(4錠) |
レンビマ | 〈切除不能な肝細胞癌〉通常、成人には体重にあわせてレンバチニブとして体重60kg以上の場合は12mg、体重60kg未満の場合は8mgを1日1回、経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。 |
ゾフルーザの体重確認は有名である。それ以外はあまり処方される機会が少ない薬なのだが。
プラケニルの「理想体重」というのが気になる。体重じゃなくて理想体重。
男性患者の理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.9なので、自分(身長165cm)の理想体重は、58.5kgになる。。。
ちなみに標準体重は、[身長(m)の2乗]×22なので、59.895kg。。。
理想体重のほうが厳しめだけど、どっちにしろ自分はデブってます。
【PR】
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、【PR】薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。