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運動前のSABA?
公開. 更新. 投稿者:喘息/COPD/喫煙.この記事は約1分26秒で読めます.
1,027 ビュー. カテゴリ:SABAのアシストユース
COPD患者に「苦しくなってないですか?」と聞いても、「変わらない」と言われることも多い。
ただ単に動いてないだけ、だったりする。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、労作時の息切れ(呼吸困難)が特徴です。
その息切れや息苦しさのために体を動かさなくなりがちです。COPD患者は、強い息切れや呼吸困難を一度経験すると「動かなければ苦しくない」と労作に対してネガティブになることが多い。
動かないと運動機能が低下し、筋力が低下すると呼吸困難がさらに悪化する、といった悪循環になります。
適度な運動を行うことで、筋力や体力が改善し、呼吸するときに使う筋肉も鍛えられ、息切れなどの症状が和らぎます。
労作時の息切れを起こすような日常生活動作の前に、メプチンエアーなどのSABAを吸入する方法を「アシストユース」と呼ぶ。
シムビコートなどのLABAを使っている状態でも、効果が期待できるようだ。しかし、LABAを使っていると効果が落ちるという話もある。
これは気管支喘息、特に運動誘発性喘息でも、運動前にSABAを使う方法は行われている。しかし喘息の場合は主に発作時に使う「リリーバー」としての使い方だ。
喘息の場合は、リリーバーの使い過ぎが問題になることもあるが、COPDの場合はアシストユースの使用に消極的なほうが問題であるため、積極的な使用を促す。
レスキューユースとアシストユース
喘息やCOPDの治療に用いる薬は、長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)に分類される。
発作治療薬のメインとしてSABAが使われるが、SABAの使い方として、発作・息切れを起こした後と発作・息切れを起こす前の2通りの使い方がある。
発作・息切れを起こした後の使用をレスキューユースと呼び、発作・息切れを起こす前の使用をアシストユースと呼ぶ。
アシストユースを使うタイミングとしては、散歩前、体操前、階段を昇るとき、入浴前などが挙げられる。
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