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ペパーミントが過敏性腸症候群に効く?
公開. 更新. 投稿者:下痢/潰瘍性大腸炎.この記事は約2分32秒で読めます.
1,685 ビュー. カテゴリ:コルペルミン
ハーブが過敏性腸症候群に効くの?
ゼリア新薬から過敏性腸症候群の改善薬「コルペルミン」が2022年3月に発売されている。
成分はセイヨウハッカ油(ペパーミントオイル)である。
プレフェミン(チェストベリー)、アンチスタックス(赤ブドウ葉乾燥純エキス:販売中止)、ベルフェミン(セイヨウトチノキ種子エキス)など、近年は承認申請の際に海外データの転用が認められたため、西洋ハーブ系のダイレクトOTCが多い。
コルペルミンもその流れであるが、ハッカ油て、ミンティアとどの程度差があるものなのか、30カプセル(10日分)で2,618円て高すぎ、と思ってしまう。
厚生労働省eJIM(イージム:「統合医療」情報発信サイト)には、ペパーミントオイルの効果について以下のように記載されている。
現在では、ペパーミントは過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)およびそのほかの消化器系の問題、風邪、副鼻腔感染症、頭痛およびさまざまな症状・疾患に対して良いとされています。ペパーミントオイルは頭痛、筋肉痛、関節痛、そう痒などの症状への局所使用(皮膚に塗布)が良いとされています。アロマセラピーでは、ペパーミントオイルは咳や風邪の治療、疼痛緩和、精神機能改善およびストレス軽減に良いとされています。
メントールの清涼感にストレス軽減効果があるのは、毎日ミンティアを噛んでいる私も実感している。
頭痛もミンティアで軽減するような感覚がある。
頭痛痔にモーラステープを首に貼ることがあるが、それにも首のスースーした感じが痛みに効果的であると感じる。メントールだけの湿布剤でも効果は感じそうだ。
ただ、メントールのスースーした感じにストレス軽減効果を感じる私にとって、カプセル剤にしたコルペルミンで効果を実感するかどうかは疑問が残る。
また、過敏性腸症候群のOTCとしてはセレキノンSが先に発売され第2類医薬品になっており、要指導医薬品のコルペルミンと比べて、医療用医薬品の実績的にセレキノンSのほうが勧めやすい気はする。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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