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ハイボンとフラビタンの違い
公開. 更新. 投稿者:栄養/口腔ケア.この記事は約2分32秒で読めます.
11,004 ビュー. カテゴリ:ビタミンB2製剤
リボフラビンとFADの違いは?
フラビタンが販売中止になります。
フラビタンだけでなく、同じ成分のジェネリックも軒並み販売中止となります。
全て同じ原薬メーカーのものを使っていたようです。
フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)製剤 販売中止のご案内 (toaeiyo.co.jp)
出荷調整から出荷停止となり販売中止。
代替薬として、ハイボンは使えるのかも知れませんが、ハイボンも出荷停止で入手困難のため代替薬としては紹介できない状態。
ビタミン剤は採算が取れないという理由であれば、ハイボンもいずれ販売中止となるやも。
最近の出荷調整の問題は、小林化工→日医工の流れのものが多いですが、フラビタンについてはもうちょっと前の協発酵バイオの業務停止、業務改善命令が発端で、企業の体質のせいだと言われれば、そうなのかも知れない。
しかし湿布薬、うがい薬、ビタミン剤、漢方薬、風邪薬(総合感冒薬)などについては、国も保険外しを進めており、湿布薬の処方上限枚数も2022年4月に70枚から63枚になるなど、厳しい状況が続いているので、フラビタンの販売中止もその流れの影響もあるかと思います。
フラビタンのインタビューフォームもそのうち見れなくなるので、今さらフラビタンとハイボンの違いについて調べてみました。
ビタミン B2 の生理作用を発揮するためには、リボフラビンが小腸ないしは肝臓で、リン酸リボフラビン(フラビンモノヌクレオチド、FMN)に、更にFAD へと生合成される必要がある。この生合成過程に障害が起こるとリボフラビンの投与では十分な効果が得られないことがあるが、FAD の投与はそのような場合にも有用とされている。
リボフラビンが生理作用を発揮するためにはFADにならないといけないので、フラビタン(FAD)をダイレクトに飲んだほうが効果的。
でも、もう手に入らないのでビタミンB2なら何でもいいだろう。
ノイロビタンみたいな配合剤でもいいのだろう。
とりあえずフラビタン処方されてた患者に、チョコラBBでも勧めてみるか。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。