2021年5月11日更新.2,566記事.6,824,991文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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公費負担者番号28の処方箋

感染症予防法

最近チラホラ公費負担者番号28から始まる処方箋を受け付けることがある。

保険については事務さんにお任せしているので、詳細はよくわかりませんでしたが、PCR検査を受けてきた患者のようだ。

普通に負担金をいただいているのだが、全額公費負担じゃなくていいの?と不思議に思ったので、今さら調べてみる。

医療機関でのPCR検査

まず、以下のような通知があります。

保医発0513第2号 令和2年5月13日(厚生労働省)

「新型コロナウイルス感染症に係る行政検査の保険適用に伴う費用の請求に関する診療報酬明細書の記載等について」という内容で、医療機関でPCR検査を行った際の自己負担額に相当する金額を公費で賄えるという内容です。

以前、PCR検査に4万円くらいかかると言われていたので、その3割負担でも12000円だから、積極的にPCR検査を勧めるためには自己負担なしにするのが良いということですね。

公費負担者番号は以下のようになっています。

つまりは、医療機関で行ってきたPCR検査に関する負担金を全額公費で賄うだけなので、薬局でもらう薬に関してはふつうに医療保険を使うだけで、公費に請求する分はない。

上記の公費負担者番号であれば、患者から医療保険の番号を確認して、そちらで請求する。

「そもそもなんで薬局に関係のない公費を処方箋に記載してくるんだ」と言いたいのもやまやまですが、医療機関側のレセコンの仕様によっては仕方がないのだそうだ。

自宅療養中の患者の医療

次に以下のような通知があります。

保医発0430第4号 令和2年4月30日(厚生労働省)

「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養及び自宅療養における公費負担医療の提供に係る費用の請求に関する診療報酬明細書等の記載等について」という内容で、こちらはコロナ陽性者の医療の負担金を公費で賄うという制度。

前述の「PCR検査してきたよ」という患者については、陽性か陰性かはまだわからないので「あーそうですか」という対応ですが、こちらの公費の患者については、コロナ陽性者あるいは近親者の可能性が高く「お前は誰だ」という疑念が生まれます。

こちらの処方タイプを受け取ったことはありませんが、通常0410対応で郵送する形でしょうか。

公費負担者番号は以下のようになっています。

公費28は同じでも、PCR検査に関するものと番号が異なるので判別が可能です。

こちらの番号であれば、薬局で渡す薬についても自己負担分が公費負担となるので、患者は無料で医療を受けることができます。公費28にもレセプト請求する必要があります。

うちのような田舎では、コロナ患者もまだそれほど多くありませんが、これからまだ増えてくる可能性は高く、公費28の処方箋も増えてくるかもしれませんね。

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

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