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目薬の点眼間隔
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目薬を何種類も使うとき、通常5分間は間隔を空けて、と指導されます。
3分じゃダメか。1分じゃダメか。
せっかちな人は待ってられず、そのように聞かれることもある。
目薬3本処方されている人で、全部持続性製剤とか懸濁性製剤だったら、薬使うのに20分以上かかっちゃうもんね。
使うの忘れちゃ元も子もないし。
コンプライアンス的にも問題だし。
なぜ5分間隔を置くことが必要なのかと言うと、結膜嚢内の涙液量は約7μLで、通常1.2μL/分の割合で涙液が産生されており、結膜嚢の涙液が産生されており、結膜嚢の涙液が完全に置き換わるのに約5分かかると計算されているためです。
しかし、5分間では短い、とされる目薬があります。
リズモンTG・チモプトールXE・ミケランLAなどの持続性製剤や、エイゾプトなどの懸濁性製剤です。
これらの薬を他の点眼薬と併用する際は、薬剤の特性が他の点眼薬によって影響を受けないように、できるだけ10分以上の間隔をあけて、これらの点眼剤を最後に点眼するのが望ましいとされます。
医薬品名 | 添付文書の記載 |
---|---|
アイファガン点眼液0.1% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
アイラミド配合懸濁性点眼液 | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも10分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
アゾルガ配合懸濁性点眼液 | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも10分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
アレジオンLX点眼液0.1% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
エイゾプト懸濁性点眼液1% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも10分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
エイベリス点眼液0.002% | 他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
キサラタン点眼液0.005% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分間以上間隔をあけてから点眼すること。 |
グラナテック点眼液0.4% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
クラビット点眼液1.5% | 他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼するよう指導すること。 |
コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 | 他の点眼剤と併用する場合には少なくとも5分間の間隔をあけて投与すること。 |
ザラカム配合点眼液 | 本剤と他の点眼液を併用する場合には、5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
ジクアス点眼液3% | 他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼するよう指導すること。 |
ジクロード点眼液0.1% | 他の点眼剤を併用する場合には、5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
ゼペリン点眼液0.1% | 他の点眼剤を併用する場合には、5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
タプコム配合点眼液 | 他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
タプロス点眼液0.0015%/ タプロスミニ点眼液0.0015% | 他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
タリムス点眼液0.1% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
チモプトールXE 点眼液 0.25%/ チモプトールXE 点眼液 0.5% | 他の点眼剤を併用する場合には、本剤投与前に少なくとも10分間の間隔をあけて投与すること。 |
デタントール0.01%点眼液 | 他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼するよう指導すること。 |
デュオトラバ配合点眼液 | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
トラバタンズ点眼液0.004% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
トルソプト点眼液0.5%/ トルソプト点眼液1% | 他の点眼剤と併用する場合には少なくとも5分間の間隔をあけて投与すること。 |
ネバナック懸濁性点眼液0.1% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。 |
ベガモックス点眼液0.5% | 他の点眼剤と併用する場合は、間隔を5分以上あけるように指導すること。 |
ミケランLA点眼液1%/ ミケランLA点眼液2% | 他の点眼剤を併用する場合には、本剤投与前に少なくとも10分間の間隔をあけて、本剤を最後に点眼すること。 |
ミケルナ配合点眼液 | 他の点眼剤を併用する場合には、本剤投与前に少なくとも10分間の間隔をあけて、本剤を最後に点眼すること。 |
ムコスタ点眼液UD2% | 他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
ムコティア点眼液 | 本剤と他の点眼剤を併用する場合には、5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
リズモンTG点眼液0.25%/ リズモンTG点眼液0.5% | 他の点眼剤を併用する場合には、本剤投与前に少なくとも10分間の間隔をあけて投与すること。 |
ルミガン点眼液0.03% | 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼すること。 |
懸濁性点眼液の点眼間隔
懸濁性点眼液にはエイゾプト以外にも、ネバナック、ムコスタ、ベトプティックエス、フルメトロン、リボスチン、カリーユニなどがある。
ムコスタ点眼液は、
他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼すること。
ネバナック点眼液は、
他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
ベトプティックエス、フルメトロン、リボスチン、カリーユニには点眼間隔に関する記載は無かった。
懸濁性点眼液でも明確に10分あけるとされているのはエイゾプトだけです。
他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも10分以上間隔をあけてから点眼すること。
懸濁性の薬というのは、水に溶けにくいので、吸収に時間がかかります。
10分以上間隔をあけてから点眼すること
10分以上間隔をあけてから点眼するのはエイゾプト?それとも併用する点眼液?
持続性製剤や懸濁性製剤は吸収に時間がかかるから、他の目薬と併用する際に点眼間隔を空ける。
だから持続性製剤や懸濁性製剤を使った後、10分は間隔を空ける、という意味かと思ってました。
普通の目薬→5分経過→持続性製剤や懸濁性製剤→10分経過→普通の目薬
という感じ。
しかし、
また、ゲル化する点眼液では、他の点眼液と相互に影響を受ける可能性があるため最後に点眼し、投与前も10分間の間隔をあける必要があります。
点眼薬の基本と服薬指導 一緒に学ぶ調剤実務 リチェッタ:ノバルティスファーマ株式会社
リズモンTGみたいなゲル基剤点眼液は、前後10分間間隔を空けたほうが良い。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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