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アシテアダニ舌下錠のほうがミティキュアダニ舌下錠よりも強い?
公開. 更新. 投稿者:花粉症/アレルギー.この記事は約3分41秒で読めます.
2,972 ビュー. カテゴリ:ダニアレルギーの薬
そうそうお目にかかる薬ではありませんが、アシテアダニ舌下錠やミティキュアダニ舌下錠といった、ダニアレルギーの減感作療法薬がある。
成分はヤケヒョウダニやコナヒョウダニといったダニから抽出されたエキスが入っているそうだ。
基本的にはアシテアもミティキュアも同じような薬であるが、使い方に多少違いがある。
アシテアの用法は、
通常,1回100 単位(IR)を1日1回舌下投与から開始し,1回投与量は100 単位(IR)ずつ,300 単位(IR)まで増量する。なお,漸増期間は,原則として3日間とするが,患者の状態に応じて適宜延長する。舌下投与後は完全に溶解するまで保持した後,飲み込む。その後5分間は,うがいや飲食を控える。
ミティキュアの用法は、
通常、投与開始後1週間は、ミティキュアダニ舌下錠3,300JAUを1日1回1錠、投与2週目以降は、ミティキュアダニ舌下錠10,000JAUを1日1回1錠、舌下にて1分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがいや飲食を控える。
となっている。
アシテアは100単位(IR)→200単位→300単位と3日間で漸増するが、ミティキュアは1週間目3300JAU→2週間目10000JAUという漸増の仕方。
IRという国際単位とJAUという日本の単位が混在してわかりづらい。
添付文書をみると、アシテアは、
アシテアダニ舌下錠100単位(IR)は19000JAUに相当
アシテアダニ舌下錠300単位(IR)は57000JAUに相当
と書かれており、維持量だとアシテア57000JAU、ミティキュア10000JAUとなり、アシテアはミティキュアの5.7倍に相当する。
ただ、臨床試験での有効性に大差はなく、抗原量の違いによる有効性や安全性への影響は今後の検討課題であるとのこと。
初回は医師のもと
アシテアにしてもミティキュアにしても、「初回投与は医療機関で実施し,医師の監督のもと,投与後少なくとも30分間は患者を安静な状態に保たせ,十分な観察を行うこと。」となっており、初回は必ず医療機関で使用することになっている。
しかし、おかしくないか?
ミティキュアダニ舌下錠3,300JAUの包装は、ブリスター包装7錠(7錠×1)だぞ。
初回は医療機関で使ったから、明日以降6日間の服用で良いわけだから6日分の処方、とか来たらやっかいだ。薬局側では必ず1錠デッドストックになる。
ここらへんは多少融通を利かして、8日間3,300JAUを飲ませるか、、、
連携の取れている医療機関と薬局の場合であれば、何かあったら医療機関に連絡するようにして、薬局で飲ませて30分安静にさせるか、、、
結局、医療機関側でもそんなに使用例のある薬ではないと思うので、ミティキュア3,300JAUの7錠購入しても使い切れない可能性が高いので、薬局側から購入?提供?賄賂?してもらって使うという形にするか、、、
処方上は7錠出すけど、1錠医療機関に持ってきてもらって使わせるか、、、
何か、法的にも問題がありそうな手段しか思い浮かびませんが、実際の運用事例を教えていただきたい。
アシテアに関しては100単位は1錠包装からあるので、このような問題はない。
お好み焼きでダニアレルギー?
経口ダニアナフィラキシーは、たとえば、お好み焼きやたこ焼きを食べたときに、粉に混じっているダニによって起こるアナフィラキシーです。小麦粉が原因ではなく、実は開封して時間がたったお好み焼き粉にダニが混入しており、それが原因でアナフィラキシーを起こすこともあるのです。
ダニアレルギーがない人がそれを食べても症状は出現しません。もちろん衛生上は問題がありますが。喘息の人は重症化しやすいことがわかっています。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。
1 件のコメント
最初の処方は 3300U 7日分出して、いったん薬局に行って薬をもらってから戻ってきていただき、外来の片隅で内服してもらってます。