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DPP-4阻害薬で一番強いのはエクア?
公開. 更新. 投稿者:糖尿病.この記事は約2分34秒で読めます.
10,127 ビュー. カテゴリ:DPP-4阻害薬の効力比
同種同効薬の効力比なんて、大同小異だと思っていますが、たまに患者さんから、
「強い薬に変えると言われたけど、そうなんですか?」
といった質問を振られて、
「知りません」
では、カッコつかないので、ある程度知っておく必要がある。
トラゼンタからエクアに変えられた患者さんから言われた。
痛み止めや痒み止めなど、対症療法薬の強さの比較は難しいが、糖尿病や高血圧の薬など、検査値をどの程度下げたか?という強さの比較であれば、数値で判断できるし、患者にも説明しやすい。
エクアの添付文書の「臨床成績の表」に、ビルダグリプチン50mg1日2回の12週投与で、プラセボと比較してHbA1c(JDS)(%)で1.20下げたとある。結構下げますね。
トラゼンタは、リナグリプチン5㎎1日1回の12週投与で、プラセボと比較してHbA1c(NGSP)(%)で0.87下げた。
グラクティブは、シタグリプチン50㎎1日1回の12週投与で、プラセボと比較してHbA1c(JDS値)(%)で1.00下げた。
ネシーナは、アログリプチン25㎎1日1回の12週投与で、プラセボと比較してHbA1c(JDS値)(%)で0.82下げた。
テネリアは、テネリグリプチン40㎎1日1回の12週投与で、プラセボと比較してHbA1c(NGSP値)(%)で1.01下げた。
スイニーは、アナグリプチン100㎎1日2回の12週投与で、プラセボと比較してHbA1c(%)で0.84下げた。
オングリザは、サキサグリプチン5㎎1日1回の12週投与で、プラセボと比較してHbA1c(NGSP値)(%)で0.62下げた。
これだけみると、エクア>テネリア>グラクティブ>トラゼンタ>スイニー>ネシーナ>オングリザという順になる。
トラゼンタよりもエクアのほうが強いという根拠はここら辺にあるのだろう。
しかし、DPP-4阻害薬同士で比較したものではなく、HbA1cの初期値も異なるので何とも言えない。
HbA1c8から7に下げるのと、7から6に下げるのでは下げやすさに大きな違いはある。
エクア錠50㎎ 2錠
1日2回朝夕食後 30日分
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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