記事
痛風発作にNSAIDsパルス療法?
公開. 更新. 投稿者:痛風/高尿酸血症.この記事は約1分27秒で読めます.
4,627 ビュー. カテゴリ:痛風発作時のNSAIDsパルス療法
「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第2版」には、
「痛風発作の極期には非ステロイド抗炎症薬(NSAID)が有効であるが、短期間に限り比較的多量を投与して炎症を鎮静化させる(NSAIDパルス療法)。」
との記載がみられる。
痛風関節炎は、激烈な痛みが特徴である。
発症直後は常用量の鎮痛薬では十分な鎮痛効果が得られないため、常用量の2~3倍の非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)を投与する「NSAIDsパルス療法」を行う。発症2日目からは常用量を痛みが治まるまで投与するが、痛みの程度に応じて患者に服用量を漸減してもらうこともある。
コルヒチンは、大量投与すると消化器症状を主体とした副作用が起こりやすいため、極期(痛みが最も強い時)における使用は推奨されていない。
痛風関節炎には原則的に非ステロイド抗炎症薬(nonsteroidal anti-inflammatory drugs、NSAIDs)を用い、関節炎が消失したら投与を中止します。痛風発作の極期には比較的多量にNSAIDを投与するNSAIDsパルス療法が推奨されます。例えば、ナイキサン1回300mgを1日に限り3時間毎に3回まで投与し、残存する疼痛に対して翌日から400〜600mg/日を投与します。東京女子医科大学 膠原病リウマチ痛風センター
ナイキサンの添付文書上の通常の用法は以下の通り、
通常、成人にはナプロキセンとして1日量300~600mg(本剤3~6錠)を2~3回に分け、なるべく空腹時をさけて経口投与する。痛風発作には初回400~600mg(本剤4~6錠)を経口投与する。頓用する場合及び外傷後並びに術後初回には300mg(本剤3錠)を経口投与する。
ナイキサンの場合、添付文書上にパルス療法らしきものが書かれている。
添付文書の用法でいくと、初回600mgが可能になっている。ただ初日の2回目、3回目があった場合に初日量のトータルでどのくらい飲めるのかは明記されていない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。