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ザイロリックとテオドールを併用しちゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:痛風/高尿酸血症.この記事は約1分55秒で読めます.
2,912 ビュー. カテゴリ:キサンチン
ザイロリックの添付文書の相互作用に、
キサンチン系薬剤
テオフィリン等臨床症状・措置方法キサンチン系薬剤(テオフィリン等)の血中濃度が上昇する。
キサンチン系薬剤の投与量に注意すること。
機序・危険因子本剤がテオフィリンの代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害するためテオフィリンの血中濃度が上昇すると報告されている。
と書かれている。
ザイロリック(アロプリノール)はキサンチンオキシダーゼ阻害薬。
テオドール(テオフィリン)はキサンチン誘導体。
ザイロリックが、テオドールの代謝を阻害して、血中濃度が上昇してしまうわけです。
キサンチン系薬剤(テオフィリン等)の血中濃度および半減期は1.4から2.5倍に上昇し、クリアランスは約30~60%低下するとの報告がある。G
GlaxoSmithKline 医療関係のみなさま Zyloric
しかし、同様の作用機序であるキサンチンオキシダーゼ阻害薬のフェブリク(フェブキソスタット)の相互作用に、キサンチン系の記載はない。
ウリアデック/トピロリック(トピロキソスタット)の相互作用にはキサンチン系薬剤の記載がある。
この違いはよくわかりませんが。
いずれにしても、テオフィリン中毒に注意しましょう。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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1 件のコメント
トピロキソスタットは、アロプリノールとフェブキソスタットのハイブリッドの効果があり、そのハイブリッドのキサンチンオキシダーゼを阻害の作用側が影響して相互作用が出て来るようですよ
そこがトピロキソスタットでは相互作用が出て、フェブキソスタットでは相互作用が出ない原因のようです