2019年2月17日更新.3,368記事.5,927,257文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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シュアポストとプラビックスを併用しちゃダメ?

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シュアポストとプラビックスとCYP2C8

2016年1月の添付文書改訂で、シュアポストとプラビックスの併用が「併用注意」に記載されました。

糖尿病用薬のシュアポストと、抗血栓薬のプラビックスの併用は、よくありそう。
うちの薬局にもいたかも知れない。

まあ、併用注意なんで、医師の判断で投与される組み合わせ。
疑義照会するレベルではない。

と、思いきや、その併用は重度低血糖を招くレベルのリスクをもたらす可能性があるようだ。

プラビックスの添付文書をみると、

相互作用 併用注意
薬物代謝酵素(CYP2C8)の基質となる薬剤
レパグリニド

臨床症状・措置方法 レパグリニドの血中濃度が増加し、血糖降下作用が増強するおそれがある。
機序・危険因子 本剤のグルクロン酸抱合体によるCYP2C8阻害作用により、レパグリニドの血中濃度が増加すると考えられる。

薬物動態 参考(海外データ)
レパグリニド
健康成人にクロピドグレル硫酸塩(1日1回3日間、クロピドグレルとして1日目300mg、2~3日目75mg)を投与し、1日目と3日目にレパグリニド(0.25mg)を併用した結果、レパグリニドのCmax及びAUC0-∞は、レパグリニドを単独投与したときと比較して1日目は2.5及び5.1倍、3日目は2.0及び3.9倍に増加した。また、t1/2は1.4及び1.2倍であった。

シュアポストのCmaxが2倍以上となっております。

シュアポスト自体、他のグリニド系に比べて低血糖のリスクの高い薬なので、その血中濃度がさらに上がるとなると、低血糖にはより一層の注意が必要となる。

この組み合わせはカナダでは併用禁忌となっているそうだ。

CYP2C8ってチトクロムP450の中ではあまり馴染みが無い。
てゆうか、馴染みがあるのはCYP3A4しか無いんですけどね。

シュアポストの添付文書のほうでは、
デフェラシロクス(エクジェイド)
クロピドグレル (プラビックス)
スルファメトキサゾール・トリメトプリム(バクタ)
が、CYP2C8阻害作用による併用注意として挙げられている。

シュアポストとバクタの併用にも注意を要する。

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疑義照会のコツ⑤

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薬剤師

疑義照会って億劫ですよね。みんなどうしてるんでしょう?

病院の採用薬しか処方できない、という病院ありますよね。
せっかく同じ成分の粉薬があるのに、錠剤の粉砕指示で来たり、半錠の規格があるのに半割の指示が来たり、調剤上の面倒くささもありますが、ロスやバラつきの面から考えても好ましくない。
その病院の薬剤部の影響力次第というところもある。
先生

↑疑義照会あるあるだね

薬剤師の情報収集法

時間の無い医療従事者にとって、効率的な情報収集は必要不可欠です。
私は学生時代から効率的な勉強方法を探って生きてきました。
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とにかく、この情報過多の時代を生き残るカギは、質の高い情報をいかに入手するかということにかかっていると思います。

有象無象の情報がうずまく社会、インターネットでググってウィキペディアで調べるという私の得意技でもありますが、一般人と同じようなことをしていて薬剤師という専門性の高い職種の職能を発揮できるでしょうか?
自虐的になりますが、こんなくだらないブログを見るより専門性の高いサイトで情報収集したほうが有益でしょう。ぃぇ、私のブログも有益な情報を提供したいとは思っていますが。

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